著者
落合 博志
出版者
法政大学
雑誌
能楽研究 (ISSN:03899616)
巻号頁・発行日
vol.18, pp.101-144, 1994-03-30
著者
前川 輝光
出版者
亜細亜大学
雑誌
亜細亜大学国際関係紀要 (ISSN:09173935)
巻号頁・発行日
vol.12, no.2, pp.61-89, 2003-02
著者
間島 雄一 坂倉 康夫
出版者
耳鼻咽喉科展望会
雑誌
耳鼻咽喉科展望 (ISSN:03869687)
巻号頁・発行日
vol.38, no.Supplement2, pp.134-138, 1995-06-15 (Released:2011-08-10)
参考文献数
13

慢性副鼻腔炎患者の約半数に鼻粘膜粘液繊毛輸送機能の低下が認められることが知られている。本研究では生理的食塩水エアロゾルが慢性副鼻腔炎患者の低下した鼻粘膜粘液繊毛機能にどのような影響を及ぼすかを検討した。生理的食塩水0.7mlをジェットネビュライザーで鼻腔に投与し, 投与前後のサッカリン時間 (ST) を粘液繊毛機能の指標として測定した。23名の正常人では生理的食塩水投与前後のSTに有意の変化は認められなかったが, 慢性副鼻腔炎患者19名では生理的食塩水投与後に投与前に比し有意にSTが改善した。慢性副鼻腔炎患者の低下した鼻粘膜粘液繊毛機能に及ぼす生理的食塩水のこのような効果を本症における鼻粘膜粘液繊毛機能低下のメカニズムと併せて考察した。
著者
谷口 友梨 池上 知子
出版者
日本グループ・ダイナミックス学会
雑誌
実験社会心理学研究 (ISSN:03877973)
巻号頁・発行日
(Released:2017-09-05)
参考文献数
27

本研究では,解釈レベル理論に基づき,(1)観察された行為事象との心理的距離によって生起しやすい自発的推論が変化するか,(2)その結果,特性に基づく行為者の将来の行動予測がどのような影響を受けるのかについて検討した。4つの実験を通じて,特性の推論は観察事象との心理的距離が近い場合より遠い場合のほうが生起しやすく,目標の推論は観察事象との心理的距離が遠い場合より近い場合のほうが生起しやすいことが示された。加えて,心理的距離が遠い行動を行った行為者の方が近い行動を行った行為者に比べて推論された特性に基づいて将来の行動が予測されやすいことが窺われた。これは,行為事象との間に知覚された心理的距離に応じて,駆動する情報処理の抽象度が変化し,距離が遠いほど行為事象は抽象的に解釈され,特性の観点から行動が解釈されやすいのに対し,距離が近くなると行為事象は具体的に解釈され,一時的な行為目標の観点から行動が解釈されやすくなることを示唆している。以上の結果から,潜在レベルで生起する推論が文脈の影響を受けやすい性質をもつこと,潜在レベルの推論が顕在レベルの判断を一定程度規定することが考察された。
著者
大園 隼彦 片岡 朋子 高橋 菜奈子 田口 忠祐 林 豊 南山 泰之
出版者
国立研究開発法人 科学技術振興機構
雑誌
情報管理
巻号頁・発行日
vol.60, no.10, pp.719-729, 2018

<p>日本国内において,機関リポジトリに登録されたコンテンツのメタデータは,junii2を標準的なメタデータスキーマとして,国立情報学研究所(NII)の学術機関リポジトリデータベース(IRDB)を介して広く流通している。近年の学術情報流通をめぐる国際的な状況の変化や技術的な発展に対応し,日本の学術成果の円滑な国際的流通を図るため,オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)では,junii2に代わる次世代のメタデータスキーマとして,2017年10月に「JPCOARスキーマ ver1.0」を公表した。本稿では,策定過程での議論も含め,新しいメタデータスキーマの考え方と概要を紹介する。</p>
著者
東 直行 狩野 律子
出版者
日本医科大学医学会
雑誌
日本医科大学医学会雑誌 (ISSN:13498975)
巻号頁・発行日
vol.4, no.4, pp.205-209, 2008 (Released:2009-01-15)
参考文献数
5

Drug-induced hypersensitivity syndrome (DIHS) is a rare but severe disease associated with multiorgan failure. The association of DIHS with human herpes virus 6 (HHV-6) has recently been reported. We report on an 89-year-old woman with allopurinol-induced DIHS diagnosed on the basis of symptoms and laboratory examinations. A rash appeared as erythema on the trunk and extremities and edematous erythema on the face. Renal dysfunction, leukocytosis, eosinophilia, and atypical lymphocytes were also present. An elevated titer of antibodies against HHV-6 and HHV-6 DNA in the blood were observed during the course of the disease (1 : 20 to 1 : 1280). Discontinuation of allopurinol administration and systemic corticosteroid treatment led to an improvement, but symptoms worsened when the corticosteroid dosage was tapered. An elevated titer of antibodies against cytomegalovirus was detected during the course of the disease. The patient died of pneumonia, most likely related to cytomegalovirus. This case indicates that, in addition to the reactivation of HHV-6, reactivation of cytomegalovirus may modify clinical disease activity.
著者
富田 望 嶋 大樹 熊野 宏昭
出版者
一般社団法人 日本心身医学会
雑誌
心身医学 (ISSN:03850307)
巻号頁・発行日
vol.58, no.1, pp.65-73, 2018 (Released:2018-01-01)
参考文献数
18

本研究では, 社交不安症における心的視点を測定する尺度を作成し, 信頼性と妥当性を確認することを目的とした. Field視点 (F視点), Observer視点 (O視点), Detached Mindfulness視点 (DM視点) の3因子構造を想定した17項目の尺度を作成し, 学生283名に対して質問紙調査を実施した. 因子分析によって項目を抽出し, 内的整合性を確認するためにα係数を算出した. また, 構成概念妥当性を検討するために, 3下位尺度と, それぞれに類似する概念もしくは異なる概念を測定する尺度との相関係数を算出した. さらに, 再検査信頼性を検証するために2週間の間隔をあけた再テスト法を用いた. その結果, F視点, O視点, DM視点の3因子13項目から構成される質問紙が作成された. また, 十分な内的整合性, 再検査信頼性, 構成概念妥当性が示された.
著者
Susumu Ohtsuka Kazunori Hasegawa Taeko Kimura Hiroshi Miyake Yusuke Kondo Ken Iida Honorio Pagliawan Ephrime Metillo
出版者
The Malacological Society of Japan
雑誌
Venus (Journal of the Malacological Society of Japan) (ISSN:13482955)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1-4, pp.93-98, 2017-11-27 (Released:2018-01-11)
参考文献数
39

ウロコガイ科二枚貝ベッコウマメアゲマキScintilla philippinensis Deshayes, 1856の生体がフィリピン・パラワン島で採集されたが,外套膜とその膜上の突起,足を用いてウミウシ類及びカニ類に擬態と考えられる行動が観察された。ウミウシ類型の場合,外套膜を変形させて形態を似せる。カニ類型の場合には形態的類似性だけでなく足も用いて行動も真似る。ウロコガイ上科は他の動物に共生することで知られるが,擬態に関する知見は少ないので,今後のより詳細な研究が待たれる。
著者
宮本 雅彦
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.52, no.2, pp.159-171, 2000-04-27 (Released:2008-12-25)
参考文献数
15
著者
酒井 浩介
出版者
日本文学協会
雑誌
日本文学 (ISSN:03869903)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.47-58, 2009-12-10 (Released:2017-08-01)

一九二〇年代の新潮合評会の佐藤春夫と久米正雄の会話の記録の不備を手掛りとして座談会と速記の関係に着目し、帝国議会議事速記録(一八九〇)から小林秀雄までを射程に座談会の批評的な意義を考察する。座談会とは会話を活字として現前させようという欲望によって生み出された言説のトラブルなのであり、それは書き言葉の無意識として現れ、言文一致という形で整除された近代文学にひびを入れることで批評性を獲得するのである。

4 4 4 0 OA 偉人の言行

著者
俣野節村 著
出版者
大学館
巻号頁・発行日
1900
著者
大倉 隆介 小縣 正明
出版者
一般社団法人 日本救急医学会
雑誌
日本救急医学会雑誌 (ISSN:0915924X)
巻号頁・発行日
vol.24, no.10, pp.837-846, 2013-10-15 (Released:2013-12-30)
参考文献数
9

救急外来を受診する過換気症候群症例の臨床的特徴を明らかにすることを目的として,2004年4月以降6年間に神戸市立医療センター西市民病院(旧・神戸市立西市民病院)の救急外来を受診し過換気症候群と診断された474名(受診件数627件)を対象とし,その症状や検査所見,当院における治療方法および結果を遡及的に検討した。患者の平均年齢は35±16歳,性別は男85名(102件),女389名(525件)であった。受診件数は明らかな季節変動を示し,夏に増加し冬に減少した。身体的疾患の合併に関しては気管支喘息が最も多く64名(13.5%)にみられた。精神科的疾患の既往では神経症性障害,ストレス関連障害および身体表現性障害が最も多く104名(21.9%)に認められた。救急車による搬送例は348件(55.9%)を占め,非搬送例と比して精神疾患合併例が有意に多く,救急外来での在室時間が有意に長かった。治療としては,鎮静を目的とした薬物投与が322件(51.4%)で行われ,ペーパーバッグ法が122件(19.5%)で施行された。いずれの治療法も,施行した群は施行しなかった群に比して救急外来の在室時間が長かった。過換気発作停止後にSpO2の低下を伴う無呼吸がみられた症例が35件(5.6%)あった。入院を要した症例は7件(1.1%)あった。対象期間中に過換気症候群で当院救急外来を複数回受診した患者は71名(15.0%)あり,その受診回数は平均3.2回,最大18回であった。1か月以内の再受診は37名(72件)あった。複数回受診者が精神疾患を合併する割合は69.4%であったが,受診回数1回の患者では35.6%であった。過換気症候群は,ほとんどの症例において予後は極めて良好であるが,気管支喘息などの他疾患との鑑別困難例や過換気後無呼吸による低酸素血症の発生に注意が必要である。
著者
大木 昌
出版者
京都大学
雑誌
東南アジア研究 (ISSN:05638682)
巻号頁・発行日
vol.34, no.2, pp.339-369, 1996-09

この論文は国立情報学研究所の学術雑誌公開支援事業により電子化されました。This is an attempt to call attention to the history of disease and healing (or, simply, medical history) as an alternative approach to Indonesian history. Though this aspect of history has been studied very little, it is important and useful for the better understanding of history from broader perspectives. To begin with, disease (implicitly including death) and healing may have been the primary concern of the majority of people. Thus, it may be important to know what diseases people suffered from, how diseases were perceived, and what kinds of healing methods were applied at specific historical times. These issues are relevant to many other aspects, such as living conditions, the natural environment, demographic structure, and so forth. On the other hand, change in the healing system may occur with the introduction of a new religion and the acceptance of new medicine (e. g., Islamic and Western medicines). In political and economic history, the health and the size of the population were decisive factors of economic force and state power. Economic development might improve health conditions through improved nutrition, but the increase of population density and the development of transportation provided favorable conditions for the spread of diseases. Keeping these perspectives in mind, we will first see what kinds of diseases were prevalent in Indonesia, particularly Java and Sumatra. In describing this, I will try to relate certain diseases to social and economic conditions of the time concerned. Next, I will describe healing practice. Finally I will examine the use of herbal medicines in Java in the 1870s and around the beginning of the twentieth century.