- 著者
-
(新羅) 崔致遠 撰
- 巻号頁・発行日
- 1500
新羅末の崔致遠(858-)の詩文集。崔致遠は12才で渡唐し、876年に進士に及第、黄巣の乱(877-84)の鎮圧にあたった高駢(-887)の幕下に文を草し、「檄黄巣文」は新羅人の面目を示した。本書は高駢に仕えた4年間に作成した公私の文書・書翰を収める。帰国後の886年に自ら編修し、新羅王に進献したもの。朝鮮文人の伝存文集として最古のものであり、唐末史の第一次史料でもある。四周双辺(23.4×16.1cm)有界、毎半葉10行、毎行21字。版心の上・下部に刻工名があり、地方版とみられるが、刊行地未詳。朝鮮明宗年間(1546-66)の刊本と推定されている。印面麗正、ほかに同版本は知られない稀本。京都円光寺旧蔵。