著者
竹森 美穂
出版者
佛教大学大学院
雑誌
佛教大学大学院紀要. 社会福祉学研究科篇 (ISSN:18834019)
巻号頁・発行日
no.47, pp.19-34, 2019-03-01

本稿は,近年の社会福祉に関する政策動向の中で,ソーシャルワークがマネジメントに矮小化される状況に対する危機感から,ソーシャルワーカーの現代的専門職像を考察することを意図したものである。専門職論の系譜を手掛かりに,自律性と管轄権が専門職の鍵概念であること,そしてこの二者は国家との関係性によって影響を受けるものであることを確認した。新自由主義政策の影響を受けた現代ソーシャルワークは本来の多様な機能が十分に発揮されず,マネジメントの比重が重くなっていることを指摘し,同じく現在の我が国の政策によって共助と公助の衰退の上に成り立つ地域共生社会の担い手としての「参加」を求められる人々と,ソーシャルワーカーの向き合い方を手掛かりに現代的なソーシャルワーカー像を考察した。 ソーシャルワーカーは,政策の意図する人々の「参加」を促すのではなく,共同主体的関係性の再構築に協働的志向で参画することが求められる。専門職像ソーシャルワーカー参加協働性共同主体的関係性

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「ソーシャルワークがマネジメントに矮小化される状況」

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> (続き)加えて,日本のソーシャルアクションでは,当事者の参加度が低く,介入対象レベルが特定地域に限定されるなど広がりに欠けるとも指摘されている https://t.co/51fkXt5Ktb
> 日本のソーシャルワーカーの中でソーシャルアクションの位置づけが相対的に低くなる現象を引き起こしているという指摘もある(略)調査では,社会福祉士のソーシャルアクションへの関与はそれほど高いとは言えないことが報告されている。(略) https://t.co/51fkXt5Ktb
> (続き)ここに象徴されるのは,「コーディネート」が強調されるあまり,その本来の目的や意図するものが置き去りにされてしまう,手段の目的化の危険性である。 https://t.co/51fkXt5Ktb
> 厚生労働省(2015)(略)(以下,新福祉ビジョン)では,対人援助における分野横断的なサービス提供のコーディネートの要としての人材が求められている。しかしこの理念に反して,「かかわる」というよりも「業務」という態度に象徴される… https://t.co/9ZBnJcFd1h
> (続き)(職を見つけたとしても,資格も求められず,それが役に立たないような助手のポジション)と説明する。(略) > 日本にとって対岸の火事ではない。(略)自助と互助はことさらに強調されるようになっている。 https://t.co/51fkXt5Ktb
>英語圏のソーシャルワーカーに生じている脱専門職化を,①ソーシャルワークの断片化とルーチン化,および直接的援助場面における創造性や反射性,裁量を行使する機会の喪失,②ソーシャルサービス職に関連する専門職分類中での相対的な低下,③ソ… https://t.co/4bRoKc452Y
「ソーシャルワークがマネジメントに矮小化される状況」 / “CiNii 論文 -  ソーシャルワーカーの現代的専門職像に関する一考察 : 「参加」への協働的志向” https://t.co/pDix8HyZCi
CiNii 論文 -  ソーシャルワーカーの現代的専門職像に関する一考察 : 「参加」への協働的志向 https://t.co/4ZnU8Tbp0j
CiNii 論文 -  ソーシャルワーカーの現代的専門職像に関する一考察 : 「参加」への協働的志向 https://t.co/4ZnU8Tbp0j
CiNii 論文 -  ソーシャルワーカーの現代的専門職像に関する一考察 : 「参加」への協働的志向 https://t.co/vpVwYDOVne #CiNii
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