著者
上田 正人 高橋 智幸 鶴田 浩章 徳重 英信
出版者
関西大学
雑誌
挑戦的研究(萌芽)
巻号頁・発行日
2019-06-28

骨とサンゴにおける骨格形成メカニズムは,ほぼ同じである。既に確立されている骨形成・再生手法をサンゴに転用し,新規なサンゴ骨格形成促進手法を確立することを目的とする。具体的には,チタン製のスキャフォールド(足場)に骨形成の促進効果が認められている酸化チタンなどを成膜し,サンゴと連結する。水槽中,海底でサンゴを飼育し,スキャフォールド表面におけるサンゴ骨格形成を観察する。ここにおいても,医療材料開発で利用されているテクニックを駆使する。高効率なサンゴ骨格形成手法を探索すると共に,骨関連分野へも新たな切り口を提案し,協奏的に研究を発展させる。
著者
高橋 智幸 徳重 英信 鶴田 浩章
出版者
関西大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

微弱電流によりサンゴの成長を促進させる技術の開発を目的として,以下のような現地調査,水理実験,サンゴ育成用モルタル基盤の開発およびサンゴ飼育実験を実施した.現地調査は沖縄県において実施し,実際のサンゴ被害およびサンゴ再生の現状について調べた.水理実験では循環型水路を使用して,サンゴ再生を目的とした自立型発電システムの設計および性能試験を実施した.サンゴ育成用モルタル基盤の開発では材料や形状について検討し,設計した.飼育実験では実際にサンゴが生息している海底を再現した水槽においてサンゴを飼育し,サンゴ育成用モルタル基盤の条件や微弱電流の有無による成長率を比較した.
著者
宮里 心一 伊代田 岳史 白旗 弘実 小田 義也 塩見 康博 鶴田 浩章
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集H(教育) (ISSN:18847781)
巻号頁・発行日
vol.75, no.1, pp.1-9, 2019 (Released:2019-01-20)
参考文献数
23

グローバル化が進む中,学部と大学院修士課程における6年間の教育による土木技術者の育成が望まれている.この様な背景を踏まえて本論文では,社会で活躍する人材を大学・大学院で効果的に育成すべく,産業界で活躍するために必要な能力を整理した上で,それらを学生が習得するための授業について検討した.加えて,意欲の高い学部生が大学院へ進学する動機付けを精査した.その結果,コミュニケーション能力や論理的思考力等が産業界で求められており,それらは大学院の研究活動および研究室活動で顕著に育まれることを明らかにした.また,現場見学や技術者との交流により,学部生は土木が社会で役立つ本質を認識し,学習意欲の向上につながるとともに,大学院進学のきっかけになることを確認し,これらを盛り込んだ授業を整理した.