著者
リ シューティン ヤン タン 高島 康裕 村田 洋
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告システムLSI設計技術(SLDM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.38, pp.43-48, 2008-05-01

IP 再利用等においては,利用する IP の特性を考慮して設計を行なう必要がある.特にフロアプランにおいては,近傍の配線の状況の影響を受けやすい IP は障害物として考慮する必要がある.しかし,従来の HPWL 方式では,障害物の考慮を評価中に組み込むのは不可能であった.本稿では,ヤンらが[5]において提案した手法を基に,障害物を考慮した最小配線長評価アルゴリズムの改良を検討し,より実用的な近似手法を提案する.実験により,提案手法が HPWL 評価手法と比較して,数倍程度の時間で実現できることを確認した.IP-reuse can enhance the design productivity only if the design methodology treats the IPs in a proper way. Especially in the floor-planning phase, sensitive IPs should be treated as routing obstacles, which is impossible when the conventional HPWL-based method is used for routing estimation. This paper proposes an obstacle-aware minimum wiring length (MWL) estimation algorithm, based on the theoretical result in [5], through algorithmic improvements and practical approximation. The experimental results suggests that MWL-based estimation is now possible with only few times larger computational cost comparing to the HPWL-based estimation.
著者
リ シューティン ヤン タン 高島 康裕 村田 洋
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. VLD, VLSI設計技術 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.108, no.23, pp.7-12, 2008-05-02

IP再利用等においては,利用するIPの特性を考慮して設計を行う必要がある.特にフロアプランにおいては,近傍の配線の状況の影響を受けやすいIPは障害物として考慮する必要がある.しかし,従来のHPWL方式では,障害物の考慮を評価中に組み込むのは不可能であった.本稿では,ヤンらが[5]において提案した手法を基に,障害物を考慮した最小配線長評価アルゴリズムの改良を検討し,より実用的な近似手法を提案する.実験により,提案手法がHPWL評価手法と比較して,数倍程度の時間で実現できることを確認した.