著者
松川 寛二 定本 朋子 梁 楠 中本 智子 加島 絵里
出版者
広島大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2008

日常生活で行う軽度~中程度の随意運動でみられる心循環調節にとって,運動筋受容器反射よりも高次中枢から発するセントラルコマンド(central command)によるfeedforward制御が重要である。特に,屈曲運動において,このcentral commandによる心循環調節は強く現れる。一方,覚醒状態のヒトや動物では,筋機械受容器反射および筋代謝受容器反射は抑制されている。睡眠あるいは麻酔に伴って生じる高次中枢活動の低下は筋機械受容器反射および筋代謝受容器反射を促通し,この筋機械受容器反射の修飾には脳内5-HT1A受容体が関わる。
著者
中本 智子 鶴野 玲治
雑誌
研究報告デジタルコンテンツクリエーション(DCC) (ISSN:21888868)
巻号頁・発行日
vol.2017-DCC-17, no.19, pp.1-7, 2017-11-01

本論文では,人とバーチャルキャラクタが対面した場面を想定して,バーチャルキャラクタの眼球運動モデルの生成を行う.人間が他者の顔を見つめる時の視線は,相手の目や鼻などの特徴点を経常的に推移することが知られている.本研究ではそのことに着目し,自然に他者の顔を見つめるような統計的な眼球運動モデルを,実測値に基づいて構築した.また眼球運動と同時にユーザを適切に見つめる動作に伴う頭部の動きの生成も行った.本手法を用いた眼球運動モデルとユーザの顔の部位の位置の情報を組み合わせて,眼球運動を生成する事により,ユーザを適切に見つめるような眼球運動の生成が可能となった.