- 著者
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左近 直美
上林 大起
中田 恵子
駒野 淳
中村 昇太
- 出版者
- 大阪府立公衆衛生研究所
- 雑誌
- 基盤研究(C)
- 巻号頁・発行日
- 2013-04-01
ノロウイルスの長期にわたるシステマティックな疫学研究により、ノロウイルスに対する免疫は集団レベル、個体レベルともに遺伝子型特異的であり、その持続期間は2~3年であることを示した。また、繰返される感染によって免疫は増強されることが推察された。多様な遺伝子型の存在下で、年齢や感染歴を背景にダイナミックにヒトの中で流行している。これらはノロウイルスワクチンの基礎的知見となる。