著者
徳永 隆久 中田 裕子 田代 靖人 平山 匡男 日高 秀昌
出版者
財団法人 日本ビフィズス菌センター
雑誌
ビフィズス (ISSN:09142509)
巻号頁・発行日
vol.6, no.2, pp.143-150, 1993 (Released:2010-06-28)
参考文献数
16
被引用文献数
5

27名の健常者 (男21名, 女6名) を3群に分け, フラクトオリゴ糖 (FOS) 1g, 3g, 5g/日をそれぞれ2週間摂取させて腸内細菌叢および便通に及ぼす影響について調べた.その結果, いずれのFOS摂取水準においても, 便中のBifidobacteriumの菌数は有意に増加した (p<0.01またはp<0.05).また, 全試験期間中の被験者の便通状況を解析した結果, FOS摂取により排便回数の有意な増加と (p<0.05), 便の硬さが有意に軟らかくなる (p<0.01) ことが観察され, 便通の改善効果が認められた.
著者
原 敦子 深堀 範 中田 裕子 福島 千鶴 松瀬 厚人 河野 茂
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー (ISSN:00214884)
巻号頁・発行日
vol.55, no.5, pp.574-577, 2006
被引用文献数
2

症例は21歳,男性.夕食摂取後に突然のくしゃみ,咳嗽,鼻閉を伴った呼吸困難が出現し,救急外来を受診したところ,低酸素血症,高炭酸ガス血症を認め,全肺野で笛声音を聴取し,顔面・前胸部・四肢に膨疹を認めた.夕食は市販の粉を使用して作ったお好み焼きであり,この粉は数カ月前に一度開封した後,室温で保存されていたものであった.皮膚プリックテストでは原因となったお好み焼き粉とハウスダストに対しては陽性であったが,開封直後の粉に対しては陰性であった.そのほか免疫学的精査の結果から,お好み焼き粉に混入したダニが原因のアナフィラキシー症例であったと考えられた.