著者
益岡 了 野宮 謙吾 三原 鉄平 南川 茂樹 中西 俊介 川合 康央 池田 岳史
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集 日本デザイン学会 第66回春季研究発表大会
巻号頁・発行日
pp.248, 2019 (Released:2019-06-27)

平成33年度、岡山県立大学のデザイン学部では、学部の再編が予定されている。そのために現在新学科の卒業認定・学位授与の方針(以下DP)・教育課程編成・実施の方針(以下CP)・入学者受入れの方針(以下AP)の策定やカリキュラム編成が進められている。改変されたデザイン学部は、現在のデザイン工学科と造形デザイン学科の2つの学科の教育理念を発展的に継承する事が求められる。そのために効率的な教育・研究のための編成や実際の運用には様々な課題が想定できる。 そこで新しいデザイン教育組織のDP・CP達成のための教育体制の確立を目指して、本学と類似したデザイン教育・研究機関を持つ大学のデザイン教育を様々な視点から調査し、比較を行った。特に中央教育審議会大学分科会大学教育部会からはDP・CP・APの3つのポリシーの一体的な策定が要求されており、それらのポリシーの一体性にも留意する必要がある。そこで対象校のDP・CPを比較しつつ、それらのポリシーの達成、教育上の運営について総合的に調査・検討した。
著者
伊藤 寛 中西 俊介 伊藤 稔
出版者
香川大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2003

光学緩和過程には結晶,非晶質,液体,気体等の物質の状態に応じて種々の緩和メカニズムが考えられる。物理的にはこれらはゲスト分子と熱浴との電子格子相互作用として扱われる。特にこの研究では将来的には生体物質中の熱緩和・熱伝導の解明を目的として,その手始めとして生体中の水との関係を考慮し親水性アモルファス系の光学緩和のメカニズムの解明を目的としている。具体的には,ポリビニールアルコール(PVA)をホストとして,その中に溶かし込んだ色素の電子状態の位相緩和を観測することにより,ホスト-ゲスト間の電子格子相互作用の様子を調べる。特にPVA分子中に含まれるOH基やCH基或いはC-C結合などの固有振動の大きさにより,この相互作用がどのように変化するかを調べる。このことにより,PVA中の分子振動の緩和速度或いは伝搬速度などを理解することができる。この場合色素はあくまでホスト分子の熱緩和過程を見るためのプローブである。実験は(1)色素としてサルファローダミン640を使い,これをPVAに封入し4.2Kの温度に保ったものを使った。この試料にシリコニット発熱体からの赤外線を照射しながら,四光波混合信号を観測する。さらに,この赤外光を分光器で分光しOH基に共鳴する3200cm-1を中心に2000cm-1から4000cm-1の範囲の波長を照射しながら測定した。四光波信号の測定には,色素系の緩和時間に対して十分な時間を保証するために10Hzの色素レーザーを使用した。(2)チタンサファイアレーザー励起光パラメトリック発振器(OPO)の発振波長をOH基の固有振動に同調し試料に照射しながら同様な四光波信号を測定した。今後,このような測定法でホスト分子の緩和過程を解明する事が可能である事の糸口を得た。今後振動の励起用および緩和測定用に同期したフェムト秒パルスを用い時間領域での緩和の検出実験を行う。