著者
丸山 一郎 島野 智之
出版者
The Japanese Society of Soil Zoology
雑誌
Edaphologia (ISSN:03891445)
巻号頁・発行日
vol.94, pp.1-8, 2014-08-29 (Released:2017-07-20)

新潟県からSymbioribates属の1新種を採集し,Symbioribates yukiguni sp. nov.(ユキグニフタカタダニ)と命名し記載した.本属はこれまで,熱帯地域及び亜熱帯地域から記録されたが,本種は温帯域から発見された.ユキグニフタカタダニは,Symbioribates papuensis Aoki, 1966及びSymbioribates aokii Karasawa & Behan-Pelletier, 2007に似ているものの,雌雄ともに体長・体幅が両種よりも大きいこと,また,雄は背孔A_3が近接しているが,融合しておらずh_1は背孔の外に位置していること,雌は胴感毛が後体部前縁には完全には覆われておらず,背孔Aa,A_1が他の種に比べて大きく,さらに吻毛(ro)と桁毛(le)が長いことから容易に区別される.
著者
丸山 一郎 阿部 芳春 江原 暉将 白井 克彦
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. D-II, 情報・システム, II-パターン処理 (ISSN:09151923)
巻号頁・発行日
vol.85, no.2, pp.184-192, 2002-02-01
被引用文献数
9

本論文では,事前収録されたテレビ番組に対して番組VTRと事前電子化原稿から聴覚障害者向けの字幕を自動的に付与する技術の中で,音声と字幕の同期タイミングを検出する字幕提示タイミング検出手法について述べている.背景音が重畳している放送音声に対しては,音素HMMワードスポッターだけに基づいたタイミング検出手法では十分な検出精度が得られない.番組の原稿中の各文に対してワードスポッティングにより複数のタイミング候補を検出し,音響的なゆう度に加え三つのスコア(原稿の時間順序,原稿から推定される発声時間との比,音声らしさ)を用いた動的計画法を行い,番組全体として最適なタイミングを選択する手法を提案した.ドキュメンタリー番組10回分を対象とした評価実験において,許容検出誤差を1秒とした場合に検出率99.0%,3秒とした場合に99.7%の検出精度が得られ,実用的な方式であることが示された.
著者
江原暉将 沢村 英治 福島 孝博 丸山 一郎 和田 裕二 門馬 隆雄 白井 克彦
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告自然言語処理(NL) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.69, pp.121-126, 2001-07-16
被引用文献数
2

通信・放送機構で平成8年度から12年度まで実施した「視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術の研究開発プロジェクト」の研究成果と残された課題について報告する。本プロジェクトの目的は、聴覚障害者のための字幕付きテレビ放送番組を効率的に制作するための技術基盤を確立することである。具体的な研究項目として、自動要約、自動同期、統合化システム技術がある。自動要約については、ニュース記事を対象に文字数にして70%にすることを目標にして研究を進め、「重要文抽出法」と「形態素単位文字数圧縮法」を併用して目標を達成した。自動同期については、ニュースおよびナレーション主体のドキュメンタリー番組を対象に研究し、ナレーションと背景音の比が20dB 以上の番組に対しては自動同期が可能であることを示した。統合化システム技術では、適切な点で字幕の改行・改ページを加える自動字幕画面制作技術を研究し、自動要約、自動同期とあわせて自動字幕制作システム実証モデルを構築した。本実証モデルを用いて評価実験を行い、性能評価を行うと共に実用化のための課題を明らかにした。Telecommunication Advancement Organization of Japan proceeds "Research Project for TV Production for the Seeing and Hearing Impaired" from 1995 to 2001. The purpose of the project is to establish the technologies of producing closed captions for hearing impaired people on TV programs efficiently. We have three research issues in the project: automatic text summarization, automatic synchronization with speech and captions and system engineering. Automatic text summarization summarizes Japanese news text to 70% volume. Important sentence extraction, morphem-based text shortening and bunsetsu-based text shortening are used. Automatic synchronization uses HMM-based word spotter and DP-based synchronizing point search. The method can be applicable to news and narration programs in which signal strength ratio between speech and background sound is more than 20dB. System engineering research results automatic changing method of new page and new line at a point easy to read. We integrate these elementary technologies to the automatic captioning system and evaluate it by caption creators and end users. From this evaluation experiments, we can know the system performance and future research issues.