著者
藤田 弘典 栗山 仙之助 能勢 豊一 久保 貞也
出版者
公益社団法人 日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.51, no.6, pp.587-593, 2001-02-15 (Released:2017-11-01)
参考文献数
5
被引用文献数
1

ネットワーク社会におけるインターネットとウェブページの普及は, 我々に新しいコミュニケーションの可能性をもたらした.このようなウェブページは, 今後個人のコミュニケーションとしてだけでなく, 企業の広告に利用される可能性が高い.そこで本研究では, Donna L.HoffmanとThomas P.Novakらの「ハイパーメディアのCMEsでのマーケティングの基礎概念の研究」をもとに良いウェブページを構成する要因を分析することによって利用者に対するウェブページによる広告の効果について論じる.さらに, ウェブページの設計・構築にあたって留意すべき次の諸点を明らかにした.ウェブページの評価方法として, 利用者のウェブページに対する興味の度合いを示す定量化モデルを提案した.興味の度合いを求めるにあたって, 利用者とウェブページの内容について, 機能要因と性能要因の2種類の要因群に分類し, 各群で考慮すべき因子を抽出する方法を示した.さらにアンケート調査による分析を通して, 提案する理論の有効性について示した.
著者
吉田 侑矢 辻 琢己 細田 敦規 河野 武幸 久保 貞也 佐竹 正人 難波 洋 瀬野 智美 前田 定秋
出版者
一般社団法人日本医療薬学会
雑誌
医療薬学 (ISSN:1346342X)
巻号頁・発行日
vol.38, no.5, pp.288-298, 2012-05-10 (Released:2013-05-10)
参考文献数
3
被引用文献数
2 1

In the future, over-the-counter (OTC) drugs for chronic diseases, such as diabetes mellitus, hypertension and hyperlipidemia, may partly replace prescription drugs, and pharmacists will be required to advise patients on the proper use of these drugs. At present, the curriculum unit “Learn over the counter” is a part of the model core curriculum of the pharmacy practice externship. However, there is a gap between the general instructional objective (GIO) of this unit and the occupational ability of current pharmacists. To fill the gap, it is necessary to create a new instructional program on campus as a part of the 6-year pharmacy education program. We have developed a new approach that includes specific behavioral objectives (SBOs) for OTC, supplements and health consultation. The effectiveness of this approach was evaluated by means of a questionnaire survey and a text-mining approach based on free description. The results indicated that pharmacy students realized the importance of self-medication. In addition, they understood the responsibility of pharmacists in relation to the prevention of disease onset, the provision of advice on appropriate OTC drugs, interaction with the patient and provision of drug information. We consider that our approach will be helpful to educate pharmacists about the need to promote effective self-medication.
著者
久保 貞也 栗山 仙之助 能勢 豊一
出版者
社団法人日本経営工学会
雑誌
日本経営工学会論文誌 (ISSN:13422618)
巻号頁・発行日
vol.50, no.6, pp.424-430, 2000-02-15

地域に存在し, 自ら製造・販売している企業は, 個性的な製品を顧客に提供できる反面, 販売拠点が少なく, 顧客ニーズの変化によって収益が大きく影響される.これに対し, コンビニエンス・ストアは多くの製品カテゴリを扱うとともに, 地域内に点在している.そして, 点在することで顧客の利便性が向上することにもつながっている.以前の研究において, 先に上げた企業をコンビニエンス・ストアのように多種の製品を取り扱える相互供給システムが提案された.このシステムは小規模の企業でも多くの販売機会を得ることを目的としている.本論文では, 相互供給システムでの製品配送に関して, 巡回配送と物流センタ配送を定式化して比較を行う.また, 配送車両の容量に制約がある場合についても考察する.