著者
川越 昌子 川井 信子 亀井 正治 中沢 るみ
出版者
Osaka Urban Living and Health Association
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.42, no.5, pp.183-186, 1998-09-30 (Released:2010-03-11)
参考文献数
17
被引用文献数
1 5

The content of potassium, calcium, magnesium, phosphorus, iron, zinc, copper, manganese, carotene, thiamin, riboflavin and ascorbic acid was determined in samples of fresh and cooked broccoli. The cooking methods were boiling (conventional methods), waterless cooking (steaming in pot with little water), and microwave heating.In boiled broccoli, potassium and zinc retention were less than 50%. Carotene retention was over 98%. Ascorbic acid retention was 44%.In the waterless and the microwave cooked broccoli, retention was over 87% for each mineral. Carotene retention was over 98%. Ascorbic acid retention was over 84%.Mineral and water soluble vitamin retention by waterless cooking were higher than by boilng.
著者
亀井 正治
出版者
社団法人 大阪生活衛生協会
雑誌
生活衛生 (ISSN:05824176)
巻号頁・発行日
vol.37, no.5, pp.197-213, 1993-09-10 (Released:2010-03-11)
参考文献数
60
被引用文献数
1
著者
湯浅(小島) 明子 亀井 正治 湯浅 勳
出版者
The Japan Society of Home Economics
雑誌
一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
巻号頁・発行日
pp.166, 2005 (Released:2005-12-08)

【目的】ニンジン葉は、根の部分に比べて栄養価が高く微量栄養素も豊富に含まれているのにもかかわらず、一般的に食用とされずに廃棄物として処理されている。ニンジン葉は、ルテオリンやアピゲニンなどのフラボノイドが配糖体の形で含まれており、これらのフラボノイドは、抗ガン作用やフリーラジカル捕捉能などの様々な生理作用を有することが報告されている。しかし、ニンジン葉の生理作用についての報告はほとんど見当たらない。そこで、本研究では、ニンジン葉の抗ガン作用について検討した。【方法】ガン細胞としてエールリッヒ腹水ガン細胞を用いた。ニンジン葉の乾燥粉末を有機溶媒(エタノール、クロロホルム、酢酸エチル、ブタノール)で分画し、凍結乾燥したものを実験に供した。細胞増殖能、細胞生存率および細胞周期を測定した。【結果】ガン細胞の増殖は、ニンジン葉の各抽出画分を添加することによって時間および濃度依存的に抑制された。細胞生存率に対する各抽出画分の影響を調べたところ、クロロホルム抽出画分は細胞生存率を時間および濃度依存的に抑制した。また、酢酸エチル抽出画分は細胞生存率を時間依存的に低下した。しかし、ブタノール抽出画分における細胞生存率は全く変化しなかった。さらに、これらの抽出画分の細胞周期におよぼす影響を調べたところ、ニンジン葉の各抽出画分は細胞周期をG2/M期(細胞分裂準備期/分裂期)で停止させた。【結論】ニンジン葉抽出物はガン細胞の増殖抑制効果を有することが認められた。そのメカニズムとして、細胞周期のG2/M期の停止が誘導されたことから、ニンジン葉抽出物は細胞分裂を阻止することによってガン細胞の増殖を抑制することが示唆された。
著者
内海 與三郎 根岸 務 亀井 正治
出版者
The Japan Society of Medical Entomology and Zoology
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.177-181, 2014-12-25 (Released:2015-02-06)
参考文献数
10
被引用文献数
1 1

羽化後または孵化後まもないチャバネゴキブリ,ワモンゴキブリおよびクロゴキブリを3種類の餌(牛肉缶詰,生のキャベツとタマネギ[野菜]およびラット用固形飼料)で飼育した.チャバネゴキブリおよびワモンゴキブリ雌雄成虫の生存日数は,ラット用固形飼料あるいは牛肉缶詰で飼育したときに最も長かったのに対し,クロゴキブリ雌雄成虫では野菜で飼育したときに最も長かった.繁殖に最も適した餌は,チャバネゴキブリおよびワモンゴキブリ成虫ではラット用固形飼料であったのに対し,クロゴキブリでは野菜であった.幼虫の発育に最も適した餌は,3種ゴキブリともラット用固形飼料であった.これらの結果は,成虫の生存および繁殖に適する餌がゴキブリの種類によって違っていることを示す.
著者
内海 與三郎 根岸 務 亀井 正治
出版者
日本衛生動物学会
雑誌
衛生動物 (ISSN:04247086)
巻号頁・発行日
vol.65, no.4, pp.177-181, 2014
被引用文献数
1

羽化後または孵化後まもないチャバネゴキブリ,ワモンゴキブリおよびクロゴキブリを3種類の餌(牛肉缶詰,生のキャベツとタマネギ[野菜]およびラット用固形飼料)で飼育した.チャバネゴキブリおよびワモンゴキブリ雌雄成虫の生存日数は,ラット用固形飼料あるいは牛肉缶詰で飼育したときに最も長かったのに対し,クロゴキブリ雌雄成虫では野菜で飼育したときに最も長かった.繁殖に最も適した餌は,チャバネゴキブリおよびワモンゴキブリ成虫ではラット用固形飼料であったのに対し,クロゴキブリでは野菜であった.幼虫の発育に最も適した餌は,3種ゴキブリともラット用固形飼料であった.これらの結果は,成虫の生存および繁殖に適する餌がゴキブリの種類によって違っていることを示す.