著者
川畑 光希 松原 靖子 本田 崇人 今井 優作 田嶋 優樹 櫻井 保志
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第34回 (2020) (ISSN:27587347)
巻号頁・発行日
pp.4K2GS303, 2020 (Released:2020-06-19)

顧客生涯価値(LTV)は顧客評価における重要な指標であり,LTVを正確に予測することで顧客に対しより適切なマーケティングを行うことが可能になる.本稿では,購買ログデータを対象とし,顧客ID,商品ID,時間の組みで表されるイベントシーケンスから潜在的な購買特性を発見し,それらに基づくLTV予測を行うための手法を提案する.実データを用いた実験では,提案手法が与えられた購買ログの中から有用な購買特性を発見し,従来手法よりも高い精度でLTV予測を行うことを確認した.
著者
吉川 友也 今井 優作
出版者
一般社団法人 人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 第32回 (2018)
巻号頁・発行日
pp.1N202, 2018 (Released:2018-07-30)

インターネット広告業界において,コンバージョン率(CVR)予測は,表示する広告の効果測定やユーザの興味を理解する上で重要になるため,CVR予測のためのモデルがここ数年よく研究されている. 基本的に,広告のクリックとコンバージョンの間には時間遅れ(delayed feedback)が発生するため,この時間遅れを考慮するCVR予測モデルが必要となる. 本論文では,時間遅れに対してパラメトリックな分布を仮定しないCVR予測のためのノンパラメトリックdelayed feedbackモデルを提案する. Criteoデータセットを用いた実験では,時間遅れに対して指数分布を仮定するCVR予測モデル等と比較して,提案法が精度良くCVRを予測できることを示す.
著者
今井 優作
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.31, 2017

本稿ではオンライン広告におけるコンバージョン率 (CVR; conversion rate) を予測するためのモデルを提案する.CVR予測の課題として,1) 素性として質的データを多く含むためスパースなデータが生じる,2) 広告をクリックしてからコンバージョンするまでに長い時間を要する,ことが挙げられる.提案法は上記の問題を解決し,従来手法よりも高い精度でCVR予測が可能なことを示す.