著者
窪田 悟 岸本 和之 合志 清一 今井 繁規 五十嵐 陽一 松本 達彦 芳賀 秀一 中枝 武弘 馬野 由美 小林 雄二
出版者
一般社団法人 映像情報メディア学会
雑誌
映像情報メディア学会誌 (ISSN:13426907)
巻号頁・発行日
vol.65, no.8, pp.1215-1220, 2011-08-01 (Released:2011-11-01)
参考文献数
23
被引用文献数
1 3

The preferred viewing distances for high definition television LCDs were measured as a function of the screen size, screen luminance and content of the displayed pictures. Although the screen size is the most dominant parameter, both it and the screen luminance significantly influence the preferred viewing distance, while the content of the displayed pictures does not. The ratio of the viewing distance preferences to the screen height (H) decreases with the size of the screen. The preferred viewing distance for a 24-inch display is a 5.9 H for a screen luminance (peak white luminance) of 200cd/m2. Similarly, that for a 65-inch display is a 3.9 H. The preferred viewing distance for a screen luminance of 200cd/m2 can be described Using the following empirical equation: D = (2.73 S + 75) /S. This is where D is the preferred viewing distance in screen height and S is the diagonal screen size in inches, where S is larger than or equal to 24 and smaller than or equal to 65. In this paper, these results are compared with the field survey data of the practical viewing distances in home environments. We also discuss the optimum screen size and viewing conditions of high definition television LCDs in actual home environments.
著者
今井 繁 長尾 智晴
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.98, no.58, pp.59-66, 1998-05-21
被引用文献数
3

自動作曲を人間が作曲を行うための補助的なものと考えると, 作曲のための素材として, バラエティに富む多様な曲を人間に対して提供することが必要となると考えられる.以上の考えに基づき, ランダムな音符列を遺伝的アルゴリズム(GA)により一般的な音楽理論に適合させていくという手法を用いて作曲を行った.その際, コード進行とメロディを決定する双方のプロセスに対してGAを適用した.また, 生成された曲に対する人間の主観評価実験を行ったところ, 本手法により定めた適応度関数は人間の評価を的確に反映していることを確認した.
著者
今井 繁 小倉 信彦 渡辺 澄夫
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NC, ニューロコンピューティング (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.684, pp.1-8, 2000-03-13
被引用文献数
5

人間は言語を用いて互いにコミュニケーションを行う.しかし, 言語はその複雑さゆえに, 脳がどのように生成・獲得しているかは大きな謎となっている.一方, ある種の生物にみられるような単純な信号によるコミュニケーションを計算機により人工的に生成することが可能である.本研究では, 通信する2人のハンターによる獲物捕獲問題を分類子システムにより学習させる.次に, 分類子集合から決定木を生成することにより本質的なルールを抽出し, ハンター間のコミュニケーションについての分析を行う.実験の結果抽出されたルールは, 人間による理解が比較的容易であり, 元の分類子集合に対してわずか6%程度のルール数でほぼ同程度の獲物捕獲性能を獲得できた.