著者
佐藤 史朋 秦 美暢 笹本 修一 加藤 信秀 高木 啓吾 高井 雄二郎 長谷川 千花子 渋谷 和俊
出版者
特定非営利活動法人日本呼吸器外科学会
雑誌
日本呼吸器外科学会雑誌 (ISSN:09190945)
巻号頁・発行日
vol.21, no.6, pp.809-813, 2007-09-15

58歳男性.睡眠時無呼吸症候群でnCPAP療法中に,右肺S^2/S^6間に増大傾向を示す15mm大の不整結節影を認めたため,超音波メスを用いて右肺部分切除術を施行した.病理組織所見は線維性瘢痕であり,術後は空気漏れがなく術後7日目に軽快退院した.帰宅後翌日にnCPAPを再開したところ右前胸部痛が出現し,胸部X線所見で右上下葉間に薄壁空洞を認め,nCPAP再開を契機とした肺瘻の出現が疑われた.空洞は次第に縮小し術後6ヵ月で消失した.nCPAP使用中の肺切除術では,肺実質切離の方法やnCPAPの再開時期ならびに再開方法について留意すべきと思われた.
著者
佐藤史朗 蒔苗耕司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2005, no.89, pp.83-86, 2005-09-06

本研究では,運転者間におけるコ.ミュニケーションシステムとして,GPSによる位置情報と無線LANを用いて,前後あるいは左右の車両を特定し,その車両との間でメッセージ交換を行うことが可能なシステムを構築した.道路上での実証実験により,システムが正常に動作することを確認するとともに,ドライビングシミュレータを用いた室内実験により,ユーザインターフェースの問題点を明らかにするとともに,本手法が運転者の新しいコミュニケーションとして有効であることを示した.In this study, an inter-driver communication system which can exchange messages between 2 adjacent cars using GPS and wireless LAN was developed. The experiments showed this system worked correctly, and the indoor experiment using a driving simulator showed some problems about the user interfaces, and effectiveness of this system as a new inter-driver communication system.