著者
臼井 和也 加井 謙二郎 妹尾 宏 大谷 明
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会技術報告 (ISSN:03864227)
巻号頁・発行日
vol.19, no.38, pp.61-66, 1995-08-24
被引用文献数
4

HDTV test broadcasting using the MUSE system was started in 1991. At present HDTV is broadcasting everyday for 11 hours. The MUSE system transmits sound signals in a digital scheme. The digital signal has a region which enables transmission of data other than sound called a data channel. Using the data channel, new broadcasting multimedia services can be provided. In this paper, service functions for the multimedia service are discussed. An experimental system to evaluate the functions for the service is developed using the MUSE data channel and the HDTV display. Experimental programs are also developed for evaluation tests.
著者
加井謙二郎 臼井 和也 上野 幹大 大谷 明 磯部 忠
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告オーディオビジュアル複合情報処理(AVM) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.90, pp.13-20, 1996-09-13
参考文献数
4
被引用文献数
2

統合サービス型テレビ(ST)は、統合ディシタル放送(SD)の受信端末であり、その基本機能は、メディアを横断的に受信・提示するメディアフュージョン、各種サービスを統合的に提示・選択可能とする見出し画面、時間の制約をなくし、対話的な視聴を可能にするノンリニア視聴、そしてマルチメディア情報提示である。これらの機能はコンピュータとハイビジョンテレビ、映像音声記録装置、映像合成処理装置により実現可能であり、基本機能評価のため、シミュレーション装置を構築した。この装置を用い、実験番組に対するアンケートを行い、基本機能に対する肯定的評価と操作には従来型テレビリモコンが支持を集めるなどの知見を得た。Information environment in the future home will be changed by ISDB (Integrated Services Digital Broadcasting) and other new media and technology in the next decade. For these ages, we are proposing a new type of TV set named ISTV (Integrated Services Television). In this paper, basic concept and functions of ISTV are firstly discussed. Basic functions of ISTV are "media fusion", "menu display", "non-liner viewing" and "interactive multimedia presentation". A simulation system of ISTV is constructed and it's configuration is discussed next. Evaluation test for human interface of ISTV are conducted and effectiveness of this new type TV is confirmed.
著者
妹尾 宏 加井 謙二郎 磯部 忠
出版者
一般社団法人映像情報メディア学会
雑誌
テレビジョン学会誌 (ISSN:03866831)
巻号頁・発行日
vol.49, no.3, pp.336-343, 1995-03-20
被引用文献数
8 3

マルチメディア情報を対話的に表示する新しい放送サービスの基本機能を検討する.これは, ニュースなどの最新情報を, いつでも取り出して視聴できる放送システムである.ハイパーリンクで結合した情報をレイアウト構造および論理構造の両体系で構造化し, ハイビジョン, パソコンなど様々な表示装置で, 詳細な情報や関連する番組をインタラクティブに視聴できる.また, ユーザフレンドリーなサービスを実現するため, インデックスデータも放送する.インデックスデータは, 受信者の情報アクセスを支援するメニュー表とキーワード表, 各番組ごとのジャンルやキーワードから成る.インデックスデータを自動的に生成する手法も検討する.基本機能の検討を踏まえ, 衛星放送データチャンネルを利用する実験システムを開発し, 放送システムとしての実現性を検証する
著者
加井 謙二郎 土居 清之
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. IE, 画像工学 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.101, no.456, pp.37-44, 2001-11-15

テレビ画面上で時間の経過とともに位置を変える人や物などの対象物に関連する情報を対話的に提供するデータ放送サービスの実現方法を検討した。対象物を選択するためのヒューマンインターフェイスとして矩形のフォーカス表示を使い、フォーカス位置などの動的リンク情報伝送にデータ放送ARIB規格のイベントメッセージを利用する。動的な提示処理にはあらかじめ受信機に伝送したBMLのスクリプトを用いる。位置情報データ制作から伝送、受信までの実験システムを構築し、本方式の有効性を確認したので報告する。