著者
北中 英明
出版者
THE JAPAN SOCIETY FOR MANAGEMENT INFORMATION (JASMIN)
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
pp.269-272, 2022-01-31 (Released:2022-01-27)

ビジネス環境の変化の中、HRテックと呼ばれる新しい人事手法が広がり、働き方改善への効果が期待されている。働き方改善には、ワーク・エンゲイジメントとバウンダリー・マネジメントへの取り組みが重要である。本研究の目的は、営業員の資質と余暇行動の関係を明らかにすることである。Web調査で収集したデータを用いて、ロジスティック回帰分析による分析を行った。分析の結果、創作活動と自己啓発活動が、営業員の適性と関係があることがわかった。また、自己評価の高い人と自己評価の低い人とのあいだには、余暇行動に違いがあることがわかった。本研究では、余暇行動の分析が営業員の資質を理解する上で有効であることを明らかにした。
著者
北中 英明
出版者
拓殖大学
雑誌
拓殖大学経営経理研究 (ISSN:13490281)
巻号頁・発行日
vol.81, pp.27-63, 2007-12

経営戦略の一環としてイノベーションをどのように展開していくかについては,改めてその重要性が認識されている。その際に,イノベーション・マネジメントの側面だけではなく,イノベーションがどのように普及していくかについてそのメカニズムを理解しておくことも重要なことがらである。イノベーションの普及の際に大きな役割を果たしているのが社会ネットワーク構造であるが,社会ネットワーク構造に関する研究が,近年になって飛躍的に発展してきた。本稿ではイノベーションが普及する際のメカニズムと社会ネットワーク構造の関係を,マルチエージェント・シミュレーションという手法を用いてモデル化し,それによる考察を試みる。
著者
北中 英明
出版者
拓殖大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

本研究は、企業が展開する宣伝広告活動に関して、既存マス媒体(新聞、雑誌、ラジオ、テレビの四大媒体)による広告効果が、インターネット広告やブログやSNSといった新しいコミュニケーション手段を含むクロスメディア状況下でどのような影響を受けているかについて焦点を当て、そのメカニズムを構成的手法(エージェント・ベース・アプローチ)によって解明することを目的としている。