著者
南部 松夫 谷田 勝俊 北村 強
出版者
Japan Association of Mineralogical Sciences
雑誌
岩石鉱物鉱床学会誌 (ISSN:00214825)
巻号頁・発行日
vol.62, no.6, pp.311-328, 1969-12-05 (Released:2008-08-07)
参考文献数
31
被引用文献数
6 11

New mineral kôzulite belongs to the alkali amphibole group in which manganese (II) is the predominant cation of the Y-position. The mineral occurs as banded aggregate of short prismatic crystala with the faces of b, m and r up to 3.5×2.0×1.5mm in size, in the bedded magnanese deposit of Tanohata Mine, Iwate Prefecture, Japan, in the highly metamorphosed Jurassic chert-hornfels by the intrusion of granodiorite. Associated minerals are braunite, rhodonite, manganiferou alkali pyroxene, manganiferou alkali amphibole and quartz. Color reddish black to black, streak light purplish brown, luter vitreous, H. 5, G. measured 3.30, calculated 3.36. Cleavage (110) perfect. Optically biaxial negative, ns α=1.685, β=1.717(mean), γ=1.720, 2Vα=34-36°, cΛX=25°. Strongly pleochroic with X yellow-brown, Y reddish brown, Z dark brown, absorption Z〉Y〉X, dispersion very weak, probably r〉v. Chemical analysis gave SiO2 51.38, TiO2 none, Al2O3 1.69, Fe2O3 2.85, FeO none, MnO 27.96, ZnO 0.03, MgO 2.71, CaO 1.12, BaO none, Na2O 8.41, K2O 1.36, H2O (-) 0.06, F 0.08, sum 99.75-O (=F2) 0.03=99.72%, corresponding to (Na2.54 K0.27 Ca0.19)3.00 [(Mn3.69 Mg0.63)4.32 (Fe+30.33Al0.31)0.64]4.96Si8.00O21.78[(OH)2.18F0.04]2.22, as O+OH+F=24. The x-ray powder data showed the mineral to be monoclinic with a0=9.91, b0=18.13, c0=5.28Å, β=104.5° and precession photographs of the same specimens by N. Morimoto, Osaka University, showed it to be monoclinic, space group C2/m, a=9.91±0.02, b=18.11±0.04, c=5.30±0.02Å, β=104.6°±0.1°, Z=2. The strongest x-ray lines are 8.51 (100) (110), (4.52) (10) (040), 3.40 (10) (131), 3.29 (17) (240), 3.15 (67) (310), 2.96 (6) (221), 2.827 (31) (330), 2.748 (8) (331), 2.722 (10) (151), 2.602 (6) (061), 2.545 (6) (202), 2.349 (7) (351), 2.174 (9) (261), 1.908 (7) (510), 1.447 (7) (661). The high-temperature x-ray study and DTA indicate that the mineral breaks down to braunit plus glas at about 950°C. The name is for late Dr. Shukusuke Kôzu (1880-1955), formerly Professor in Tohoku University, Japan who made many contributions to the study of rock forming minerals. Type material is preserved at Tohoku University. The mineral and name were approved before publication by the Commission on New Minerals and Mineral Names, IMA.
著者
北村 強 静野 隆之 岡部 稔哉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.105, no.470, pp.13-16, 2005-12-08
参考文献数
4
被引用文献数
12

帯域制御装置やファイアウォール装置では, ヘッダ情報やペイロード情報を用いてフローを識別し, シェーピングやフィルタリング処理を行うが, ポート番号詐称フロー及び暗号化フローに対してはこの手法が適用できない. そこで筆者らは, ヘッダやペイロード情報に依存しないパケット長やパケット到着間隔といったフロー挙動の分析に基づくアプリケーション識別手法を開発した. 提案手法を用いてアプリケーション識別評価を実施した結果, HTTPポートを使用する音声アプリケーションを識別できることから, ポート番号を詐称するフローに対応できることを示す. また, 暗号化フローに対してもアプリケーション識別が可能であることを示す.
著者
北村 強 静野 隆之 岡部 稔哉 谷 英明
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. NS, ネットワークシステム (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.524, pp.141-144, 2008-02-28

SIP (Session Initiation Protocol)は3GセルラやNGN (Next Generation Network)でも用いられるシグナリングプロトコルであり,アプリケーションレイヤにおける制御プロトコルとして様々な利点を有する.しかし,CPU処理負荷が高く多くの通信帯域を必要とするため,小型センサ端末といった低性能な端末への適用が困難である.これまで,パケットサイズを削減する様々なヘッダ圧縮アルゴリズムの研究が行われてきた.しかし,これらはパケットサイズを小さくし帯域使用量を削減する一方で,圧縮等に要するCPU処理負荷が増加してしまう問題がある.そこで本稿では,SIPとの親和性が高く,かつCPU処理負荷を増加させずに帯域使用量を削減する,SIPプロキシエージェントを用いた軽量シグナリングプロトコルを提案する.評価の結果,提案プロトコルの適用により,端末のCPU処理負荷を増大させずに帯域使用量を削減できることを示す.
著者
北村 強 飯塚 真規 佐久田 誠 西野 嘉之 笹瀬 巌
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. B, 通信 (ISSN:13444697)
巻号頁・発行日
vol.85, no.8, pp.1382-1393, 2002-08-01

マルチキャストトラヒック下におけるWDMシングルホップネットワークにおいて,競合する目的アドレスの少ないマルチキャストパケットを優先して送信することにより,平均パケット遅延特性及びスループット特性の改善を図るスゲジューリングアルゴリズムを提案する.提案アルゴリズムでは,他のデータパケットと競合する目的アドレスを多くもつマルチキャストパケットの送信を延期させることにより,競合する目的アドレスの少ないマルチキャストパケットを優先して送信する.競合する目的アドレスの少ないマルチキャストパケットを優先して送信することにより,スケジューリングが完了する次のタイムスロットにおける波長利用効率を向上することが可能となる.マルチキャストトラヒック下における平均パケット遅延特性及びスループット特性について計算機シミュレーションにより特性評価を行う.その結果,提案方式は平均パケット遅延特性及びスループット特性を改善できることから,提案方式の有効性を示す.