著者
高橋 義宣 河原崎 正貴 星野 躍介 本多 裕陽 江成 宏之
出版者
Japanese Society for Food Science and Technology
雑誌
日本食品科学工学会誌 : Nippon shokuhin kagaku kogaku kaishi = Journal of the Japanese Society for Food Science and Technology (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.428-431, 2008-09-15
被引用文献数
1 4 1

アンセリンは回遊魚や渡り鳥など持久力を必要とする動物の筋肉に多く存在することが知られており,マウスの強制遊泳試験によりその抗疲労効果が確認されている.サケ肉より抽出したアンセリン含有サケエキス(SEAns)を用いてヒト臨床試験を行い,疲労の低減に関する効果を検証した.SEAns摂取群は対照群と比較して,筋肉疲労の血中マーカーであるクレアチンホスホキナーゼおよび精神ストレスの血中マーカーであるコルチゾールの有意な減少,さらに運動継続時間の減少を抑制する傾向も確認された.以上の結果より,SEAnsには筋肉疲労,及び疲労感(精神ストレス)を低減する効果があると考えられた.
著者
高橋 義宣 河原崎 正貴 星野 躍介 本多 裕陽 江成 宏之
出版者
社団法人 日本食品科学工学会
雑誌
日本食品科学工学会誌 (ISSN:1341027X)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.428-431, 2008-09-15 (Released:2008-10-31)
参考文献数
17
被引用文献数
1 4

アンセリンは回遊魚や渡り鳥など持久力を必要とする動物の筋肉に多く存在することが知られており,マウスの強制遊泳試験によりその抗疲労効果が確認されている.サケ肉より抽出したアンセリン含有サケエキス(SEAns)を用いてヒト臨床試験を行い,疲労の低減に関する効果を検証した.SEAns摂取群は対照群と比較して,筋肉疲労の血中マーカーであるクレアチンホスホキナーゼおよび精神ストレスの血中マーカーであるコルチゾールの有意な減少,さらに運動継続時間の減少を抑制する傾向も確認された.以上の結果より,SEAnsには筋肉疲労,及び疲労感(精神ストレス)を低減する効果があると考えられた.
著者
原崎 正司
出版者
宮崎女子短期大学
雑誌
宮崎女子短期大学紀要 (ISSN:02898748)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.61-64, 1986-03

幼児の運動能力の発達に関する基礎的資料を得る目的で,身長,体重,両足連続とび越し,25m走,体支持持続時間,立幅とび及びソフトボール投げについて調査し,次のような結果が得られた。1)身長は,年長で女児が男児よりやや優れ,年中においては,男児が女児より優れている。年長間の男児と女児の比較では,分散系列差の均斉性の検定の結果,差の有意性の検定を行うことができなかった。2)体重は,男児が女児よりやや優れているが,年長間の男児と女児の比較では,有意差を見出すことはできなかった。年中間においても同様の結果であった。3)年中児および年長兄の男女差についてみると,全般的に何れの組においても男児が女児より良い成績を示す傾向が認められた。4)両足連続とび越しは,一般に男児が女児より優れているが,年長間では女児が男児より優れていた。5)体支持持続時間は年長では女児が男児より優れ,年中においては,男児が女児より優れていた。年長間の男児と女児の比較では,有意差を見出すことはできなかった。