著者
吉野 貴彦 髙橋 明 古澤 健太 片山 硬
出版者
公益社団法人 自動車技術会
雑誌
自動車技術会論文集 (ISSN:02878321)
巻号頁・発行日
vol.52, no.6, pp.1204-1211, 2021 (Released:2021-10-22)
参考文献数
4
被引用文献数
2

二輪車はウィーブモードが安定化するように設計するとウォブルモードが不安定になり、ウォブルモードを安定化させるとウィーブモードが不安定になる傾向がある。本稿では、固有ベクトル方程式を用いて、作用している力の大きさの変更が両モードに及ぼす影響を調べ、二つのモードの両立性を左右する要因を推定する。
著者
古澤 健太郎
出版者
「宗教と社会」学会
雑誌
宗教と社会 (ISSN:13424726)
巻号頁・発行日
vol.13, pp.3-23, 2007-06-09 (Released:2017-07-18)

戦前戦後を通じ、沖縄のキリスト教は沖縄土着の信仰との対峙を迫られてきた。「ユタ」と呼ばれる民間シャーマンの影響力が極めて色濃い沖縄で、外来の宗教は常に土着の信仰について考えさせられていた。そのような状況にあって、戦前、戦後を通してバプテスト派の牧師たちには、シャーマニズムに強い関心をもって活動する傾向が多く見られる。土着の信仰をあるいは批判し、あるいはキリスト教に取り入れ、彼らは沖縄と向き合ってきた。これまで、沖縄におけるバプテスト派キリスト教の伝道は根拠の曖昧なままに語られてきた。しかしながら、いつの時代のいかなる出来事が沖縄バプテストの礎を築き上げたのか、いまだ明らかにはされていない。歴史資料、文献などを用いて、戦前、戦後の沖縄バプテスト連盟にアプローチすることで、土着文化の根強い土地に異文化思想が流入する際の1ケースを提示したい。