著者
後河内 大介 宇崎 和雄 長谷川 誠 吉光 裕司
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告高度交通システム(ITS) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2008, no.83, pp.27-31, 2008-09-03

2006 年 6 月の改正道交法により,駐車違反の取締りが強化されている.しかし,二輪車に関しては駐車場が少ないため,二輪車の駐車スペースを整備することが求められている.この対策として,現在ある四輪車駐車場に二輪車駐車スペースを併設する方法があげられる.しかし,四輪車と二輪車で料金体系を変える必要があり,駐車場の自動発券システムでは,二輪車と四輪車を自動的に判別させなければならない.この解決方法として,著者らは,駐車場の入り口ゲートに固定カメラを設置し,画像処理により二輪車と四輪車を判別するシステムを開発した.本稿では,実フィールドでの実証検証を行い,運用可能なレベルの性能を確保できたので報告する.A parking violation has got strict by revised the Road Traffic Law since June, 2006. Because parking area of motorcycle is few, it is necessary to increase parking lot of the motorcycle. In order to solve this problem, there is a method of establishing the Motorcycle parking space as an annex in the Automobile parking lot. However, it is necessary to change the fee system with the Motorcycle and Automobile. Thus, the system of the automatic issuing tickets of the parking lot should automatically distinguish the Motorcycle and Automobile. In order to overcome this problem, we have been developed the image processing apparatus which recognizes the Motorcycle and Automobile with a steady camera for Parking lot Management. In this paper, we report the result of field test, because the image processing apparatus achieved the performance at the level that was able to be operated.
著者
青山 庄 樋上 義伸 高橋 洋一 吉光 裕 草島 義徳 広野 禎介 高柳 尹立 赤尾 信明 近藤 力王至
出版者
The Japanese Society of Gastroenterology
雑誌
日本消化器病學會雜誌 = The Japanese journal of gastro-enterology (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.93, no.5, pp.312-321, 1996-05-05
被引用文献数
6

1994年春,ホタルイカを内臓ごと生食後に旋尾線虫幼虫type Xによると思われる急性腹症を呈した10例を経験した.症状では,全例に腹痛,9例に嘔気・嘔吐,4例に下痢,6例に腹水を伴った腸閉塞と1例に皮膚爬行疹を認めた.検査所見では,経過中において,全例に末梢血の好酸球増多,9例に血清IgE値増加が認められた.ホタルイカ内臓の約3%に旋尾線虫幼虫type Xが寄生しているとの報告から,その抗体価を測定したところ,9例中7例で陽性を示した.1例では,腹膜炎の診断で回腸部分切除術が行われ,組織学的に,局所的なびらんと粘膜下層内に著明な好酸球とリンパ球浸潤を伴う炎症所見が認められたが,9例は保存的治療で軽快した.
著者
青山 庄 樋上 義伸 高橋 洋一 吉光 裕 草島 義徳 広野 禎介 高柳 尹立 赤尾 信明 近藤 力王至
出版者
一般財団法人 日本消化器病学会
雑誌
日本消化器病学会雑誌 (ISSN:04466586)
巻号頁・発行日
vol.93, no.5, pp.312-321, 1996-05-05 (Released:2008-02-26)
参考文献数
16
被引用文献数
2

1994年春,ホタルイカを内臓ごと生食後に旋尾線虫幼虫type Xによると思われる急性腹症を呈した10例を経験した.症状では,全例に腹痛,9例に嘔気・嘔吐,4例に下痢,6例に腹水を伴った腸閉塞と1例に皮膚爬行疹を認めた.検査所見では,経過中において,全例に末梢血の好酸球増多,9例に血清IgE値増加が認められた.ホタルイカ内臓の約3%に旋尾線虫幼虫type Xが寄生しているとの報告から,その抗体価を測定したところ,9例中7例で陽性を示した.1例では,腹膜炎の診断で回腸部分切除術が行われ,組織学的に,局所的なびらんと粘膜下層内に著明な好酸球とリンパ球浸潤を伴う炎症所見が認められたが,9例は保存的治療で軽快した.