著者
池田 一 吉田 真也 安養寺 信夫
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題) (ISSN:21856621)
巻号頁・発行日
vol.71, no.2, pp.I_105-I_110, 2015 (Released:2016-01-31)
参考文献数
14

火山噴火に対する危機管理の意思決定を行うにあたり,最も困難な側面のひとつは火山観測データの解釈である.火山観測データに応じて,火山噴火の危険性を定量的に評価することが可能となれば,火山噴火時の危機管理の意思決定を支援する重要な情報となる. 本研究では,火山噴火の危険性について,火山観測データを噴火確率として定量的に評価した.具体的には,御嶽山の2014年危機を対象として,火山観測データのうち火山性地震と火山性微動の発生回数のデータを用いて,ベイズ推定により,時々刻々と変化する噴火確率を推定し,火山噴火の危険性を定量的に評価できることを示した.
著者
大橋 健吾 松岡 知子 篠田 康孝 吉田 真也 新井 かおり 加藤 未紗 森 卓之 吉村 知哲
出版者
公益社団法人 日本薬学会
雑誌
YAKUGAKU ZASSHI (ISSN:00316903)
巻号頁・発行日
vol.137, no.5, pp.643-650, 2017 (Released:2017-05-01)
参考文献数
19
被引用文献数
2

In recent years, hospitals have routinely implemented antimicrobial stewardship (AS) programs, and it is important that these programs are effective. Consequently, we utilized a customized computer system to support infection management and implemented a pharmacist-driven AS program in our hospital. Using this computer system, a pharmacist monitored the daily usage of carbapenems and agents against anti-methicillin-resistant Staphylococcus aureus and generated a patient database. With the use of this computer system, we found that the patient database entry time significantly decreased from 24 to 12 min (p<0.01). Subsequently, we were also able to monitor tazobactam/piperacillin usage owing to the increased efficiency of our AS program. As a result, the average number of monitored patients significantly increased from 51 to 72 per month (p<0.01) and the number of proposed prescriptions increased from 189 to 238 per year. Additionally, the usage of carbapenems and tazobactam/piperacillin significantly decreased (p<0.01) after implementation of this computer support system. In summary, we recommend that pharmacists utilize computer systems to implement AS programs because they increase the efficiency of interventions and monitoring of patients and promote appropriate antibiotic use.
著者
池田 一 吉田 真也 風間 宏 小渕 光昭 神野 忠広
出版者
公益社団法人 土木学会
雑誌
土木学会論文集F6(安全問題)
巻号頁・発行日
vol.72, no.2, pp.I_85-I_92, 2016

火山災害は,洪水災害等とは異なり発生頻度が低いため,災害経験がある行政職員や地域住民等はごく限られる.また,噴火に伴い発生する現象は多様でかつそれらの規模は大きいという特徴があるため,火山噴火時の災害状況をイメージすることは難しい.このため,火山災害のレジリエンス強化に向けては,災害状況の疑似体験ができるロールプレイング方式による,実践的な防災訓練が有効と考えられる.<br> 群馬県と長野県の県境に位置する浅間山では,周辺の関係機関により組織される火山防災協議会により,浅間山の火山噴火を想定したロールプレイング防災訓練を平成20年よりこれまでに9回開催してきた.本研究では,過去9回の浅間山ロールプレイング方式防災訓練の結果を分析し,火山災害に対してレジリエントな地域社会をつくるための課題を抽出するとともに,解決策を提案した.
著者
田中 孝治 岡田 和智 各務 智子 吉田 真也 田口 実佳 山崎 太
出版者
日本花粉学会
雑誌
日本花粉学会会誌 (ISSN:03871851)
巻号頁・発行日
vol.51, no.1, pp.13-16, 2005-06-30

13年間にわたり岐阜県大垣市で計測したスギ花粉飛散数と夏の気象から, 2005年のスギ花粉飛散数の予測を行った.1991年から2002年までの夏季期間から21期間を設定した.次に, これら期間における最高気温, 平均気温, 降水量, 日照時間の積算値を算出し, 翌年(1992年から2003年まで)のスギ花粉飛散数との間の相関の有無を調べた.次いで, これらの期間から相関係数が0.7以上の期間を抽出し, 予測に有効な指数回帰式を作成した.これに2003年の夏季気象因子のデータを代入することで, 2004年のスギ花粉飛散数を算出し, 実測値と比較して予測に有効な期間と気象因子を選び出した.その結果, 最高気温, 平均気温でそれぞれ1, 4期間であり, それらの期間で指数回帰式より求めた2005年のスギ花粉飛散数の予測値は1823.4〜4918.3個/cm^2/年であった(Table 3).これら5区分における予測値の相関係数, 2004年夏のスギの樹勢因子を考慮して, 2005年の予測値は, 7月6日から7月31日までの平均気温の積算値による予測値を採用するのが妥当で, 約4900個/cm^2/年と考えられる.