著者
辻 立世 久井 志保 岡本 陽子 石田 妙美 永石 喜代子 和田 節子
出版者
兵庫大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2007

養護教諭の職務は、学校教育法で「児童生徒の養護をつかさどる」と定められている。養護教諭の実態調査では、看護師免許の無い養護教諭は、救急処置に自信を持っていない事が明らかになった。養護教諭の看護能力は、学校保健(養護)のための看護技術が社会から期待されている。養護教諭の看護能力について、救急処置を中心に看護技術の項目を、養護教諭養成教育・初任の年、養護教諭の各段階における達成目標の基準を示すガイドラインを作成した。

1 0 0 0 OA 宇宙の炭素

著者
坂田 朗 和田 節子
出版者
THE CARBON SOCIETY OF JAPAN
雑誌
炭素 (ISSN:03715345)
巻号頁・発行日
vol.1989, no.138, pp.150-160, 1989-07-05 (Released:2010-06-28)
参考文献数
15
被引用文献数
1

Recently astronomical observation revealed that optical properties of interstellar dusts in galaxies nearby our Galaxy shows gradual variation of optical properties closely related to their stage of galactic growth. The average interstellar extinction curves of Small Magellanic Cloud (SMC), Large Magellanic Cloud (LMC), and our Galaxy are summarized with astronomical observations of artificial satellites. An extinction curve of SMC, the youngest of them, showed smooth feature from far UV to near IR. But that of our Galaxy, the oldest of them, showed a large hump peaked at 220 nm. In this paper we discussed evolution of carbonaceous dusts in galactic growth.With high resolution observation of IR spectrum near our solar system, a life of carbonaceous dusts were clarified. The carbonaceous dusts were formed in circumstellar space of carbon rich aged stars and then they were expelled into interstellar space to be interstellar dusts. After the long residence in interstellar space the dusts were condensed in a dark cloud to form a protostar. In aged stage of dusts there are at least three substages such as dark cloud stage, protostellar stage, T Tauri stage and so on. The spectral changes of their carbonaceous dusts in these stages were summarized.
著者
宮崎 英昭 和田 節子 一本 潔
出版者
国立天文台
雑誌
一般研究(C)
巻号頁・発行日
1994

太陽内部の三次元構造とダイナミクスを探るために、太陽表面に見られる大規模な振動、速度場、磁場等を高い精度で測定し、太陽内部構造を研究しようとする目的で、我々は、新しい光学フィルター(磁気光学フィルター・MOF・Magneto Optical Filter)の開発を1986年に着手した。磁気光学フィルターは、極めて狭い透過巾、大きな透過率、波長の絶対精度が保障されているという、天体の速度場、磁場測定用として極めて優れた性能を持つフィルターであるが、その構造からくる不安定さのため、他国の研究開発に於ても、未だ完全なものは作られていなかった。このフィルターは、強い磁場中に化学的活性度の高い高温のナトリウム蒸気を長時間安定に保持し、磁気光学効果(逆ゼーマン効果とファラデー効果)を利用して、極めて狭帯域の透過帯を実現するもので、その製作は困難なものであった。MOFは、イタリアのCaccianiによって試作されたコールドセル型が存在するが、この方式は、フィルターセルの入出射窓の温度が、ほぼ室温に冷えているため、ナトリウム溜めを加熱して発生したナトリウム蒸気の一部が、露点現象でセルの内面に付着、反応して入出射窓が曇ってしまうため、長時間の使用に耐えない。我々は、半恒久的に使用できる高温ガス還流型のフィルターの開発を数年に亘り手懸けてきたが開発課程で見出だされた問題点を一つ一つ解決した結果、観測に応用できる安定なフィルターの製作に成功した。我々の開発したフィルターは、セル全体を一定の高温(200℃前後)に温度制御したホットセル型で、内面が曇ること無く、また、ナトリウムとの反応性の低い材料の開発等により、長時間に亙り使用可能なフィルターを実現した。ここに、その開発過程および成果について報告する。太陽表面の速度場データの取得が始まったばかりなので、データ解析の結果に関しては、今後、別の形で報告する事とする。