著者
坂巻 正美
出版者
北海道教育大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2008

この創作研究は、北方先住民文化の研究調査をもとに進めた。その研究方法及び成果は、今も狩猟採集の知識を継承して生きる人々を訪ね、地域の歴史や取材先で出会う出来事を造形材料とし、自身の内的経験と重ね、インスタレーションとして表現する作品である。彫刻作品「けはいをきくこと・・・北方圏における森の思想」シリーズの創作研究を通じ、彫刻概念のひとつの拡張として現代社会に先住民の叡智を活用する方法をさぐることができた。
著者
堀田 真紀子 玄 武岩 西村 龍一 田邉 鉄 宇佐見 森吉 川嵜 義和 坂巻 正美 富田 俊明 常田 益代 竹中 のぞみ 原田 真見 浜井 祐三子 石橋 道大
出版者
北海道大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、文化の持つエンパワメント機能に注目し、地元北海道を中心に、小規模農業従事者、障害者、少数民族といった社会的、経済的弱者を主体にしたり、対象にした文化発信を研究。全員がイニシアティブを担える脱中心的な構造を持つものほど、当該者のエンパワメントにつながること、また地域の立場と、海外の類似事例の担い手との交流や、実践者と研究家の交流が、とくに効果的に働くことを明らかにすることができた。