著者
佐野 哲也 吉田 貴紘 井 春夫 大原 誠資
出版者
一般社団法人 日本エネルギー学会
巻号頁・発行日
pp.50-51, 2011-01-12 (Released:2017-03-22)

The moisture reduction in fuelwood of Japanese cypress (Chamaecyparis obtusa) and evergreen oak spp. (Quercus glauca) was evaluated under some conditions differentiated in split sizes (one quarter or one eighth), drying area (paved or unpaved, roofed or unroofed), and season (winter or summer). Japanese cypress dried out more rapidly than oak. Splitting enables the acceleration of drying rate and size effect was more enhanced in oak with higher wood density. Any benefits of natural seasoning were realized within the first one or two month. Under natural seasoning with uriroofed condition, there was little benefit in longer drying period of fuelwood in terms of rainfall.
著者
大原 誠資
出版者
一般社団法人 日本木材学会
雑誌
木材学会誌 (ISSN:00214795)
巻号頁・発行日
vol.55, no.2, pp.59-68, 2009-03-25 (Released:2009-03-27)
参考文献数
70
被引用文献数
1 2

樹木の樹皮には,タンニンと総称されるポリフェノール成分が多量に含まれている。樹皮は日本の製材工場から発生する主な残廃材の中で,最も利用率が低いことが報告されている。木質バイオマス資源の利活用が重要な課題となっているが,現状では樹皮の用途は限られており,その特性を活かした付加価値の高い利用法の開発が有効である。縮合型タンニンは樹皮に広く分布しており,様々な工業原料や生理機能性物質としての用途開発を目指した研究が行われている。また,タンニンの有する有用機能はタンニンの化学構造と密接に関係していることから,化学変換,酵素変換を行うことでその機能を増強させる改質が行われている。本稿では,樹皮タンニンの化学特性及び機能増強や有効利用のための化学・酵素変換についての最近の研究成果を概説するとともに,今後の樹皮タンニンの利活用の展望について述べる。