著者
木本 義明 港 洋平 稲本 林 紅林 真理絵 高柳 駿也 鈴木 雄一郎 石井 鈴人 根岸 良充 小野 公平 瀧田 麻衣子 村元 喬 大圃 研
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会 関東支部
雑誌
Progress of Digestive Endoscopy (ISSN:13489844)
巻号頁・発行日
vol.98, no.1, pp.42-44, 2021-06-25 (Released:2021-07-10)
参考文献数
2

In this study, we investigated Clear-Through® (Kewpie, Tokyo) with increased volume type.50 patients each were enrolled in group A (Clear-Through® with increased volume type), group B (Clear-Through® with normal type) and group C (no test diet). Quality of colon cleansing in each colon was higher in both groups A and B than in group C. The quality was significantly higher (p<0.05), but there was no difference between the A/B groups. On the other hand, in the A/B group, 70/62% of patients reported that each diet tasted "good" and 76/46% of patients reported that the amount of each diet was "moderate".Clear-Through® with increased volume type could have higher patient acceptance while maintaining colon cleansing.
著者
村元 喬 森 宏仁 大圃 研
出版者
医学書院
巻号頁・発行日
pp.676-677, 2021-05-24

潰瘍底縫縮の意義 表在性非乳頭部十二指腸腫瘍(superficial nonampullary duodenal epithelial tumor ; SNADET)に対する内視鏡治療では,スコープの操作性や筋層が薄いといった解剖学的な特徴から,他の臓器に対する内視鏡治療に比べて術中に生じる偶発症の頻度が高いことはもちろんのこと,切除後の潰瘍底に直接胆汁・膵液が曝露することで引き起こされる遅発性穿孔や後出血が最大の問題である1).しかしながら,術後の潰瘍底を完全に縫縮することで,遅発性の偶発症が減少することもわかっている2)3).このため,術後の潰瘍底の縫縮が必須であり,いかにして確実に潰瘍底を縫縮するかが重要である.
著者
根岸 良充 大圃 研
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.1025-1032, 2022 (Released:2022-04-20)
参考文献数
8

近年の細径内視鏡とその周辺デバイスの進歩は目覚ましいものがある.元来は観察専用の内視鏡と認識されてきたが,状況によっては処置用として従来の内視鏡を超える優位性を擁する場合もある.われわれは1)鎮静剤使用を回避する,2)狭窄によって処置用内視鏡が使用できない,3)咽頭の病変へのアプローチ,の3つの場合において細径内視鏡を処置用として用いている.制約はありつつも,徐々に治療内視鏡としての可能性も持ち始めた細径内視鏡による内視鏡的粘膜下層剝離術の実際について詳述する.

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著者
大圃 研
出版者
昭和大学学士会
雑誌
昭和医学会雑誌 (ISSN:00374342)
巻号頁・発行日
vol.71, no.1, pp.3-9, 2011-02-28 (Released:2011-09-01)
参考文献数
16