著者
矢数 道明 真柳 誠 室賀 昭三 小曽戸 洋 丁 宗鉄 大塚 恭男
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.38, no.2, pp.103-112, 1987
被引用文献数
3

筆者らは日本の医科・歯科・薬科大学 (学部) における, 伝統医学教育についての調査を実施した。本報では当調査結果のうち, 以下の項目に関する統計分析を報告した。<br>1) 伝統医学教育における問題点<br>2) 教育の展望<br>3) 今後導入がなされるべき課程<br>この結果, 伝統医学教育を未実施校の過半数がその理由に教育時間不足と担当者の不在を挙げること。現在実施中と今後実施の可能性のある校を合わせると, 全体平均では37%に達っすること。医科・歯科大学では, 今後は臨床医学系教科と自由講座中にて教育が導入される傾向の高いこと。薬科大学では, 現況の独立教科以外に自由講座・卒後教育などにも導入が進む傾向のあることが知られた。
著者
小泉 久仁弥 花輪 壽彦 石野 尚吾 大塚 恭男 角田 裕
出版者
The Japan Society for Oriental Medicine
雑誌
日本東洋医学雑誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.137-140, 1994-07-20 (Released:2010-03-12)
参考文献数
5

脊髄癆による神経痛は難治であるが, 香川解毒剤加味方が奏効した症例を経験した。症例は55歳の女性。昭和37年頃より, 全身, 特に両下肢に最も多く生じる持続的な痛みが出現した。改善しないため, 昭和50年福島医科大学附属病院にて脊髄癆と診断された。駆梅療法の後に, 全身の痛みに対して鍼治療や種々の薬剤を使用していた。しかし, 次第に鎮痛効果が弱くなったため, 平成4年5月7日当研究所漢方診療部に紹介された。既往歴と全身所見より香川解毒剤加味方を処方したところ, 次第に非ステロイド系消炎鎮痛剤坐薬の鎮痛作用が増強した。一時足の痛みが増強したため附子と大黄を増量したところ, 全く痛みはなくなり, 坐薬も中止した。平成5年1月に再度上腕の痛みが出現し, 附子, 大黄を再度増量したところ, 次第に疼痛は軽減した。梅毒に対し, 駆梅療法の後の治療に漢方薬の活用が期待できると考えられた。
著者
大塚 恭男
出版者
社団法人日本東洋医学会
雑誌
日本東洋醫學雜誌 (ISSN:02874857)
巻号頁・発行日
vol.47, no.1, pp.5-11, 1996-07-20

東洋医学が現代医療の中で再び注目を浴びるようになって久しい。 ここでは, 今日の東洋医学, 特に漢方の復興に関わった幾人かの先哲を簡単に紹介した。 時代に即応した東洋医学のあり方と考える一助となれば幸いである。
著者
大塚 恭男
出版者
公益社団法人日本薬学会
雑誌
ファルマシア (ISSN:00148601)
巻号頁・発行日
vol.17, no.12, pp.1159-1163, 1981-12-01