著者
林 大一郎 大島 卓 鈴木 雅和 五十嵐 浩也
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.182, 2013 (Released:2013-06-20)

福島県鏡石町と須賀川市にまたがる、「岩瀬牧場」は、明治13年に設立された日本最初期の西欧式官営牧場であり、その後様々な変遷を経て規模は縮小されたものの、民営化され現在も経営が存続している。当牧場は文化財的価値を有する建築群や明治の牧場の原風景を残しているが、知名度は低く一般にその価値が認識されていない。著者らは建築・環境・プロダクト・情報デザインの観点から岩瀬牧場の価値を再評価し、地域振興に寄与する目的で研究を継続している。本論文では、岩瀬牧場に残されている農業機械群のうち、フォードソン社製造のF型トラクターに注目し、その現状調査と保全意義の考察を行った。
著者
大島 卓馬 村山 敏夫
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.163_3-163_3, 2016

<p> 九州地震によって改めて静脈血栓塞栓症予防の必要性が問われている。運動やマッサージは効果的な予防法だが、これらは血流鬱滞を抑制し血液凝固を防ぐことを目的としている。血流を促すにはこれらの方法以外に、日常生活の中でも取り入れる手立てがある。そのひとつが入浴であり、適切な入浴法は血流鬱滞を予防する最適な手段である。また、近年では血流増加を謳う多種多様な入浴剤が開発され、今では入浴シーンに欠かせない程に存在感を示している。一方で、心身が不調をきたすと入眠潜時に影響を及ぼすとの報告もあり、ここでも適切な入浴が質の高い眠りの確保と入眠を促すことが知られていることから、入浴の重要性が再認識できる。そこで本研究は、抹消血管血流量に着目した様々なパターンの入浴法における生体反応を観察する。入浴法は自宅でのシャワー浴、全身浴、重炭酸を用いた全身浴として、抹消血管血流量、血圧、体温などの生体情報を収集する。さらに浴後からの入眠を、脳波計を用いて観察し、抽出されたデータを用いて最適なコンディショニング方法を提案する。</p>