著者
大島 卓馬 村山 敏夫
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.67, pp.163_3-163_3, 2016

<p> 九州地震によって改めて静脈血栓塞栓症予防の必要性が問われている。運動やマッサージは効果的な予防法だが、これらは血流鬱滞を抑制し血液凝固を防ぐことを目的としている。血流を促すにはこれらの方法以外に、日常生活の中でも取り入れる手立てがある。そのひとつが入浴であり、適切な入浴法は血流鬱滞を予防する最適な手段である。また、近年では血流増加を謳う多種多様な入浴剤が開発され、今では入浴シーンに欠かせない程に存在感を示している。一方で、心身が不調をきたすと入眠潜時に影響を及ぼすとの報告もあり、ここでも適切な入浴が質の高い眠りの確保と入眠を促すことが知られていることから、入浴の重要性が再認識できる。そこで本研究は、抹消血管血流量に着目した様々なパターンの入浴法における生体反応を観察する。入浴法は自宅でのシャワー浴、全身浴、重炭酸を用いた全身浴として、抹消血管血流量、血圧、体温などの生体情報を収集する。さらに浴後からの入眠を、脳波計を用いて観察し、抽出されたデータを用いて最適なコンディショニング方法を提案する。</p>
著者
山際 大雅 村山 敏夫 栗原 裕佳 西田 唯人
出版者
一般社団法人 日本体育・スポーツ・健康学会
雑誌
日本体育・スポーツ・健康学会予稿集 第73回(2023) (ISSN:24367257)
巻号頁・発行日
pp.473, 2023 (Released:2023-12-01)

近年、道路交通環境の整備や自動車安全装備の開発等により交通事故の発生件数は減少傾向にあるが交通事故全体に占める高齢ドライバーの割合は増加傾向にある。特に車両同士の交通事故は一時停止交差点における出会い頭事故が最も多く発生している。また、高齢ドライバーは加齢に伴う筋力の衰えや視力の低下、関節可動域が狭くなることで膝関節を大きく屈曲させた運転姿勢が散見される。以上より本研究は高齢ドライバーに散見される不適切な運転姿勢が一時停止後の発進局面における運転行動に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした。被験者は運転に支障をきたす基礎疾患がない60代及び70代の高齢者を対象とした。実験は新潟県運転免許センター内の屋外試験場を使用し、実車両を用いて一時停止交差点の通過を含む指定のコースを走行させた。実験車両には被験者となるドライバーのみが乗車し、実験者は無線で車外から指示を行った。走行は自動車メーカー等で推奨されている姿勢に近い標準姿勢と高齢者に散見される膝関節を屈曲させた前傾姿勢で行い、姿勢間で下肢の筋活動及び車両挙動を比較した。筋活動は表面筋電計を用いて内側広筋・外側広筋・大腿直筋・大腿二頭筋・前傾姿勢・腓腹筋・ヒラメ筋の7箇所の測定を行い、各被験筋の筋活動量を指標とした。車両挙動は実験車両に搭載されているセンサによりCANデータを取得し、発進時の加速度及び車両速度を指標とした。本研究により交通安全教育の推進や高齢ドライバーの運転行動を補う自動車の開発に寄与することが期待される。
著者
尾山 裕介 村山 敏夫 太田 玉紀
出版者
一般社団法人日本体力医学会
雑誌
体力科学 (ISSN:0039906X)
巻号頁・発行日
vol.68, no.3, pp.215-221, 2019-06-01 (Released:2019-05-18)
参考文献数
32

In this study, we investigated the relationship of an osteoarthritis of the knee (OA) and a knee pain of single-leg on the bilateral difference of ground reaction force in stepping. The subjects were 29 middle-aged women (mean age 63.7±6.7 years). We categorized them into groups based on the following conditions: osteoarthritis of the knee (OA groups; n = 9), knee pain (KP groups; n = 7), and no pain (NP groups; n = 13). We measured the ground reaction force in a vertical direction when stepping on a platform. The evaluation variables were as follows: peak of ground reaction force at the early stance phase (F1), middle phase (F2), and late phase (F3). We calculated the bilateral difference of ground reaction force of the left and right leg and the affected side and the unaffected side ratio. The result of two way ANOVA, there was a significant difference between the leg in F1 and F3 and the group at F2. The result of comparison between the OA groups and the KP groups, there was no significant difference in the unaffected side and the affected side ratio, those in the OA groups tended to have a load on the unaffected side, while those in the KP groups had a load on the affected side. Therefore, it was suggested that there was the relationship of the OA and a knee pain of single-leg on the bilateral difference of ground reaction force in stepping.
著者
坂口 雄介 村山 敏夫 小山 清夏 YELITU HEQI 尾山 裕介
出版者
一般社団法人 日本体育学会
雑誌
日本体育学会大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.69, pp.190_1, 2018

<p> 平成29年度における交通死亡事故の特徴として、高齢者の占める割合は過去2番目の高さであること、さらに歩行中の死者数は高齢者の占める割合が72.2%であるという警察庁の報告から、高齢者の歩行中における交通事故抑止は喫緊の課題といえる。高齢者の交通事故抑止に向けた研究として、事故状況をまとめて高齢者の事故局面における特徴を把握したものが多く報告されている。しかし高齢者の交通死亡事故に歯止めがかかっていないという現状より、新たな視点からの研究が必要であると考える。</p><p> そこで本研究では、高齢者を対象に判断パターンの分類を目的としたテストを実施する。ここでいう判断パターンとは、様々な状況下における個人の判断特徴を定量的に示すことを目的とし、定型化することである。さらに感覚刺激認知に着目した運動機能測定、及び歩行環境シミュレータとアンケート調査を実施し、これらの結果の比較、検討を行った。これにより高齢者の交通事故局面における注意喚起システムの開発と提案を行うことで、今後の新たな交通事故抑止に向けた取り組みの一助になることが期待される。</p>
著者
末吉 のり子 太田 玉紀 村山 敏夫
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.30, no.6, pp.913-917, 2015 (Released:2016-01-09)
参考文献数
9
被引用文献数
1

〔目的〕バレエの引き上げ姿勢を評価するために,X線撮影像を用いて脊柱アライメント変化を検証した.〔対象〕バレエ経験年数の異なる健常成人女性9名とした.〔方法〕脊柱X線撮影では普段の立位姿勢(NP)とバレエの姿勢(BP)での脊柱アライメントの評価を仙椎傾斜角(SIA),腰椎前弯角(LLA)にて行い,第1腰椎上縁と交わる垂線と水平線のなす角を(PUA)と定義した. 被験者がNPからBPに姿勢を変化させた際の各角度変化を計測した.〔結果〕適切な引き上げ姿勢を取れるものは脊柱の生理的弯曲が減少し,そうでない者との差がみられた.〔結語〕バレエの姿勢は経験によって異なり,SIA, LLA, PUAを測定することによって引き上げ姿勢を評価できる可能性があることが示唆された.
著者
荒木 健次 村山 敏夫 鈴木 誠
出版者
日経BP社
雑誌
日経エレクトロニクス (ISSN:03851680)
巻号頁・発行日
no.892, pp.117-130, 2005-01-31
被引用文献数
4

プリント配線基板の電源電圧や接地電圧の変動対策に追われる機器設計者が急増する中,電源系のシミュレーション技術が脚光を浴びている。デジタル・カメラやPDAなど数多くの機器の開発現場でこうしたシミュレーション技術の導入を始めているソニーが,静岡大学,静岡県立大学と共同で開発した3次元電磁界解析シミュレータ「BLESS」の詳細を明らかにする。
著者
室井 貴史 長屋 征悟 木竜 徹 村山 敏夫
出版者
公益社団法人 計測自動制御学会
雑誌
計測自動制御学会論文集 (ISSN:04534654)
巻号頁・発行日
vol.50, no.8, pp.608-615, 2014 (Released:2014-08-15)
参考文献数
23

In recent years, the applications of an idea on muscle synergies have been increasing in terms of a coordinated muscle activities for motions. However, a few studies have discussed the relationship between muscle synergies and dynamic motions. We examined the relationship for squatting, pedaling, and ski turning that have the different reproducibility. Furthermore, we discussed the influence of muscle fatigue on muscle synergies. As a result, the robustness of muscle synergies are different depending on the degree of reproducibility of motions and the synergy profiles and weights are effective to identify the small number of muscles that should be measured. Nevertheless, muscle synergies should be further studied regarding the assessment of muscle fatigue with the ling-term trend and fatigue-related changes in muscle coordination.