著者
大西 陽子 赤枝 民世 西嶋 摂子 朝田 康夫
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.28, no.3, pp.261-266, 1986 (Released:2010-08-25)
参考文献数
23
被引用文献数
1

44才, 男子。ビスフェノールA型エポキシ樹脂と変性ポリアミド硬化剤に同時に感作された職業性接触皮膚炎の1例を報告した。貼布試験48時間後判定1%, 0.1%, 0.01% ビスフェノールA型エポキシ樹脂に陽性反応を認めた。さらに72時間後より1%, 0.1% 変性ポリアミドにも陽性反応が出現した。職場での配置転換により皮疹の再発はみていない。
著者
湯山 輝彦 遊佐 繁基 吉住 和親 山野 茂樹 村田 聡一郎 廣瀬 友亮 長内 利佳 大西 陽子 大里 聡 佐々木 千枝 佐々木 由香子 角田 勤 椿 志郎 高井 伸二
出版者
社団法人日本獣医学会
雑誌
The journal of veterinary medical science (ISSN:09167250)
巻号頁・発行日
vol.64, no.8, pp.715-718, s・iii-s・iv, 2002-08-25
参考文献数
22
被引用文献数
4 9

鹿児島県の5カ所の軽種馬生産牧場で生産された13頭のサラブレッド種の仔馬と母馬における15-17kDa抗原(VapA)陽性のRhodococcus equi強毒株の分離頻度を検討し,制限酵素切断像による病原性プラスミド型別を行い,これまでに報告された日本のプラスミド型と比較した.13頭の仔馬糞便から分離した886株中218株(24.6%)が,親馬から分離した104株中13株(12.5%)が強毒株であった.231の強毒株のプラスミドDNAを制限酵素EcoRI,EcoT22I及びHindIIIで検索したところ,172株が90-kb type I型,57株が90-kb type II型,2株が90-kb type IV型の病原性プラスミドを保有し,3種類のプラスミドに型別された.以上の成績から,鹿児島の軽種馬から分離された強毒株が保有する病原性プラスミドの分布に地域特異性のあることが明らかとなった.