著者
齋藤 忠志 大谷 純 上土井 陽子 吉田 典可
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. COMP, コンピュテーション (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.724, pp.25-32, 2000-03-22
被引用文献数
2

オンラインに逐次発生するジョブをネットワーク上のどの資源に割り当てると効率良い処理が行えるかを考える負荷分散問題であるオンラインスケジューリング問題について考察する。Aspnesらにより8-competitive ratioをもつオンラインアルゴリズムSLOWFITが提案されている。理論的にはSLOWFITは効率の良い手法であるが、実験的には貪欲法GREEDYが良質な解を得ている。本稿ではSLOWFITに導入されているステージの概念とダブリング・トリックに注目して、新しい2つのオンラインスケジューリングアルゴリズムを提案する。シミュレーション実験により、提案手法の有効性を検証する。

1 0 0 0 比律賓年鑑

著者
大谷純一 編
出版者
田中印刷出版
巻号頁・発行日
vol.昭和16年度版, 1940
著者
植田 昌治 久住 武 大谷 純
出版者
日本心身健康科学会
雑誌
心身健康科学 (ISSN:18826881)
巻号頁・発行日
vol.6, no.1, pp.1_30-1_38, 2010-02-10 (Released:2010-09-28)
参考文献数
9
被引用文献数
1

高所不安による立位保持への影響を確認するため,健常成人男性31名を対象に,高さ1mテーブル中央上と,通常時の立位保持60秒間の足圧中心値測定を行った.加えて不安を惹起する原因の所在が異なることによる立位保持への影響の違いを確認するため,高さ1mテーブル上で,対象者の前・後・左・右側がテーブル縁に近くなる位置で足圧中心値測定を行った.また対象者に生じた不安と足圧中心値との相関を確認するため,STAI(状態─特性不安検査)等を用いて不安評価を行った.その結果,開眼状態では,テーブル中央時の総合プレート値での総軌跡長などが,通常時に比べて有意な減少を認めた.またテーブル上で立つ位置を変えて実施した足圧中心値測定では,開眼状態では後不安時の左プレート値・右プレート値の前後方向軌跡長などが他の場面に比べて有意な増加を認めたことより,高所不安により足関節底屈筋などに反射的な収縮が生じ,協調的な姿勢保持が阻害されたこと,後方向への転落防止のためには前足部が有効に機能できず不利なこと,転落方向への視覚情報がなく,後方への転落は危険であるとの認識から不安が増大したことなどが関与したものと推測された.またSTAI特性不安得点と後不安時の右プレート値の左右方向最大振幅などとの間に有意な負の相関を認めた.特性不安の大きい者ほど右足の側方の動きが減少することより,初めて動作練習を行う不安になりやすい傾向であると認識した患者には,右足の側方への動的な反応を要求する場面を設定し,運動学習を行わせる必要性が示唆された.
著者
谷崎 勝朗 駒越 春樹 周藤 真康 大谷 純 多田 慎也 高橋 清 木村 郁郎
出版者
一般社団法人 日本アレルギー学会
雑誌
アレルギー
巻号頁・発行日
vol.35, no.1, pp.60-66, 1986

抗原およびcomp.48/80刺激時のラット腹腔肥満細胞の ^<45>Ca uptake, およびヒスタミン遊離に対するtranilastの抑制効果について検討を加えた.1.肥満細胞の^<45>Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対するtranilastの抑制効果は, preincubation time20分で最高となり, 以後preincubation timeが長くなるにつれて減弱する傾向がみられた.2.抗原刺激による肥満細胞の ^<45>Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対して, tranilastは濃度依存性の抑制効果を示した.その最高% inhibitonは ^<45>Ca uptakeに対しては42.0±3.3%, ヒスタミン遊離に対しては50.4%±1.9%であった.また抗原とphosphatidylserine(PS)の同時刺激時には, ^<45>Ca uptakeに対する抑制効果は減弱傾向を示したが, ヒスタミン遊離に対する効果はPS添加による影響をあまり受けなかった.3.comp.48/80刺激による肥満細胞の ^<45>Ca uptakeおよびヒスタミン遊離に対するtranilastの抑制効果は, 抗原刺激時に比べかなり弱いことが示された.