著者
大野 理恵 細矢 剛 真鍋 真
出版者
デジタルアーカイブ学会
雑誌
デジタルアーカイブ学会誌 (ISSN:24329762)
巻号頁・発行日
vol.4, no.2, pp.211-213, 2020 (Released:2020-04-25)
参考文献数
6

国立科学博物館では2019年4月現在、470万点以上の自然史系および理工系の標本資料を管理・保管している。館内の膨大な数かつ多種多様な分野にまたがる標本資料を一元的に管理し、またその情報を一般市民に公開するため、当館では標本資料統合データベース(以下統合DB)を管理・運用している。統合DBに登録されている自然史系標本のデータは、S-Net(サイエンス・ミュージアムネット)やGBIF(地球規模生物多様性情報機構)、ジャパンサーチに提供され、公開されている。本発表では、統合DBの概要と利用状況について紹介するとともに、統合DBが有する様々な課題について報告する。
著者
福山 峻一 羽生 誠 石田 敏浩 大野 理恵子 高木 英雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. KBSE, 知能ソフトウェア工学
巻号頁・発行日
vol.100, no.541, pp.45-52, 2001-01-05

ソフトウエアプロセスの改善活動のキーマンであるプロジェクトリーダPLを支援する, 一種のナレッジマネジメントシステムPLAS(A knowledge-based Project Leader Assist system for Self assessment)の開発報告である.前提とする改善活動はCMMをベースにしたもので, PLは着工時に到達目標とする成熟度レベルを設定し, 開発作業過程で諸プロセスの励行を徹底していく必要があることからその負担は小さくない.しかも, PLは多忙である上に, 活動内容の理解度や経験に個人差があり, プロジェクト間で質の揃った改善を行うことは容易ではない.PLASは, 先行プロジェクトのノウハウが詰まった各種帳票の記入例を回収し知識ベース化して, WebページによりPLに等しく提供して, プロジェクト実施計画の立案や自己診断を省力化するとともに, その内容を均質化する.本論文では, PLASに対する要求条件と, それを満たす知識ベースの構成方法が提案される.