著者
今西 祐一郎 大高 洋司 加藤 聖文 山本 登朗 入口 敦志 神作 研一 谷川 惠一 田中 大士
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.36, pp.1-16, 2014-08-01

●メッセージ「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画」始まる●研究ノート「八戸南部家の読本収集」余滴世界のアーカイブズをめぐって特定研究「中世古今集注釈書の総合的研究―「毘沙門堂本古今集注」を中心に―」●トピックス連続講座「くずし字で読む『源氏物語』」山鹿積徳堂文庫シーボルトに近づく楽しみ特別展示「中原中也と日本の詩」平成26年度 国文学研究資料館「古典の日」講演会刊行物の紹介第38回国際日本文学研究集会総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況
著者
横井 孝 大高 洋司 大橋 直義 小林 健二 大友 一雄 恋田 知子 小山 順子 宮間 純一 木越 俊介
出版者
人間文化研究機構国文学研究資料館
雑誌
国文研ニューズ = NIJL News (ISSN:18831931)
巻号頁・発行日
no.49, pp.1-16, 2017-10-16

●メッセージ本文研究の近未来と集積の意味と●研究ノート「近世職人尽絵詞」影印・注釈の出版道成寺文書概観――特に「縁起」をめぐる資料について――ホノルル美術館リチャード レイン コレクションの「鉢かづき」●トピックス〈日本バチカン国交樹立75周年〉研究集会「バチカン図書館所蔵切支丹関係文書の魅力を探る」特別展示「伊勢物語のかがやき――鉄心斎文庫の世界――」関連のお知らせ日本文学資源の発掘・活用プロジェクト始動子ども霞が関見学デー津軽デジタル風土記、はじめの一歩――調印式・記念講演レポート――第41回国際日本文学研究集会プログラム総合研究大学院大学日本文学研究専攻の近況●表紙絵資料紹介山崎龍女筆「業平涅槃図」
著者
大高 洋司
出版者
臨川書店
雑誌
国語国文 (ISSN:09107509)
巻号頁・発行日
vol.87, no.10, pp.1-19, 2018-10
著者
大高 洋司
出版者
国文学研究資料館
雑誌
国文学研究資料館紀要 = National Institure of Japanese Literature (ISSN:18802230)
巻号頁・発行日
no.34, pp.123-139, 2008-02-28

山東京伝、曲亭馬琴の諸作の相互関係を中心に〈稗史もの〉読本の形成過程を跡づけようとする際に、文化三、四年(一八○六〜七)刊行の作については、従来はかばかしい説明がなされて来なかった。本稿では、まず、そこに至る京伝、馬琴の読本二七作の素材について、各作品の構成・趣向・主題にとっての重要性を再検討し、新たな基準で分類を施して一覧表として提示した上で、この時期京伝、馬琴が共に目指した方向が最も高いレヴェルで結実したのは、京伝『桜姫全伝曙草紙』(文化二・一二刊)であると結論づけた。また、これによって、京伝、馬琴は文化四年まで兄弟作者であるという稿者の仮説を一歩進めた。The yomihon (a genre of fiction, written mainly in early 19th century Edo) by Santo Kyoden and Kyokutei Bakin produced in l806-07 have never been placed properly in context when tracing the formation of style of historical legend-based yomihon. This paper examines subject matters of 27 works by them of these years, in terms of how important each subject matter is to each work's construction, innovation, and theme, and comes to the conclusion that Kyoden's Sakurahime Zanden Akebono-zoshi (The dawn story of the whole life of princess Sakura, published in the 12th month 1805) is at the peak of what they both aimed for together. It supports the author's hypothesis that they were in a co-operative relationship until 1807.