著者
守山 拓弥 守山 弘
出版者
農村計画学会
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.34, no.4, pp.453-460, 2016-03-30 (Released:2017-03-30)
参考文献数
33

In 1730's Japan, One investigation to clarify the local products was carried out, and the final issues were submitted to the government with the name “Sanbutsucho”. On the other hand copies of the primal documents reported by farmers were kept in respective districts. We surveyed 3 papers of these historical materials presented from the villages around the Utsunomiya city, and identifi ed the fishes reported by ancient and/or local names. 15 Names were identified to the taxonomical species. These results showed that the farmers of the Edo Age possessed high identification accuracy and taxonomic knowledge to fishes.
著者
井手 任 守山 弘 原田 直國 横張 真
出版者
社団法人 日本造園学会
雑誌
造園雑誌 (ISSN:03877248)
巻号頁・発行日
vol.50, no.5, pp.161-166, 1986-03-31 (Released:2011-07-19)
参考文献数
15
被引用文献数
3 2

ヒヨドり等の果実食鳥により種子を散布される植物の林外から林内への散布特性を把握するため, エンジュの散布量及び芽生え数の調査を実施した. 芽生え数は高木層にアカマツ・スキの樹冠か存在する部分の種子供給源側及ひピサカキの樹冠の下に特異的に多く, 高木層に樹冠の存在しない落葉広葉樹林下では林縁からの距離とは無関係に安定的に少なかった. これらの芽生え数の偏りは, 種子散布特性を反映したものであると考えられた
著者
守山 弘
出版者
THE ASSOCIATION OF RURAL PLANNING
雑誌
農村計画学会誌 (ISSN:09129731)
巻号頁・発行日
vol.16, no.3, pp.199-204, 1997-12-30 (Released:2011-04-13)
参考文献数
16
被引用文献数
1 3
著者
長田 光世 飯島 博 守山 弘
出版者
公益社団法人 日本造園学会
雑誌
ランドスケープ研究 (ISSN:13408984)
巻号頁・発行日
vol.60, no.5, pp.547-552, 1996-03-28 (Released:2011-07-19)
参考文献数
14
被引用文献数
2 1

農業環境技術研究所 (茨城県つくば市) 内の複数の池沼において, 湿性緑地 (湿性の推移帯を含み水陸にまたがるオープンスペース) の範囲を定め, その植生構造とトンボの間の対応関係を検討した. 木本植生, 抽水植物, 浮葉植物, 沈水植物および開水面を植生構造の要素として, これらの要素がつくる植生構造とトンボの分布との関係を解析し, 両者の対応から類型化を行った.その結果, 以下のようなことが明らかとなった.(1) トンボの種類数個体数は湿性緑地の要素が欠損しない植生構造で最も多かった.(2) 各要素の植被率によって, トンボの植生構造に対する選択性に変化がみられた.(3) ある特定の要素が欠けたり植被率が100%に近い湿性緑地に対して集中もしくは回避する種の存在が明らかになった.