著者
藤田 尚樹 安田 宜仁 片渕 典史 片岡 良治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.25, 2011

ウェブページは広告などページの主題以外の情報を含み,それらは例えば検索エンジンの検索精度低下を引き起こす。そのため本文抽出技術は重要視されている.本稿ではHTML中で本文(主題が記述されている部分)は1つもしくは複数のノード配下の全てのノードとして抽出できるという仮説のもと,CRFを用いた本文判定結果を階層構造を考慮して上位ノードの結果と下位ノードの結果の多数決で再判定する手法を提案する.
著者
山本 千尋 安田 宜仁 別所 克人 内山 俊郎 内山 匡
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.23, 2009

従来情報検索では、クエリを文字列として受け付けることが一般的である。しかし、検索要求があいまいである場合には、文字列として表現することが困難である。そこで、本稿では、近年文字の拡張として注目されている絵文字をクエリとして受け付けるような検索システムを提案する。
著者
西野 正彬 安田 宜仁 湊 真一 片岡 良治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

ゼロサプレス型二分決定グラフ(ZDD)を用いて二値疎行列を用いて表現することによって、行列とベクトルの乗算に必要な計算回数を削減する手法が知られている。しかし、現代のコンピュータアーキテクチャ上では、計算回数の削減に見合った計算時間の削減はできていなかった。本稿では、メモリアクセスの連続性に着目してZDDによる行列の表現方法を改良することによって計算時間を削減する手法を提案する。
著者
安田 宜仁 堂坂浩二 相川 清明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告音声言語情報処理(SLP) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2001, no.11, pp.73-78, 2001-02-02
被引用文献数
6

本稿では,音声対話システムにおいて,効率良く確認を行う対話制御法を提案する.本手法はタスク毎にルールを記述することを必要としないので,タスクの変更の際の手間を減らすことができる.従来,自動的に効率的な確認手順を決定する方法では,システムが受け付け可能なユーザ要求の種類は1つに限定されていた.本手法では,ユーザ要求の種類が複数ある(たとえば,予約,確認,取消など)ような場合でも利用可能である.本手法は各ユーザ要求確認終了までの期待ターン数と,理解状態に対するユーザ要求の確率分布を利用して,対話終了までのやりとりの回数を小さくするような確認手順を選択する.計算機上で模擬ユーザとの対話による実験を行い,タスクに依存したルールを記述しなくても効率的に動作することを示す.This paper describes a dialogue control method for efficient confirmatation in spoken dialogue systems. This makers easier to change a task, because our method doesn't need to write task-dependent rules for each task manually. In previous works, there was a limitation that the system can accept only one type of user query. Our method can apply to systems which can accept more than one type of user query(e.g. reservation, confirmation, cancellation, etc.). Our method computes the expected number of turns that are taken to confirm each user query and the probability distribution of user queries estimated from system's understanding state. Based on the expected number of turns and the probability distribution, our method chooses the confirmation procedure that keeps the number of the whole dialogue turns small. Experiments with a simulated user model show that our method works efficiently without task-dependent rules.
著者
西野 正彬 安田 宜仁 湊 真一 永田 昌明
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.27, 2013

本稿ではPersonalized PageRank (PPR) を高速に計算する方法について述べる.PPRを計算するためには隣接行列を対象とする行列の乗算を繰り返し実行する必要があるが,グラフが大規模になると乗算にかかる計算コストが膨大になる.提案手法は隣接行列をゼロサプレス型二分決定グラフ (ZDD) を用いて圧縮した形で表現し,行列の乗算に必要な演算回数を削減することによって高速化を実現する.
著者
廣嶋 伸章 安田 宜仁 藤田 尚樹 片岡 良治
出版者
人工知能学会
雑誌
人工知能学会全国大会論文集 (ISSN:13479881)
巻号頁・発行日
vol.26, 2012

様々なキーワード・場所に関する検索を行う地理情報検索の研究がこれまで行われてきた。しかし、地理情報検索を実際に利用するためには、キーワードと場所の両方を指定しなければならなかった。そこで、クエリの入力を支援する仕組みとして、指定した場所に特徴的な語の提示を行うことにより、場所の指定だけでキーワードを想起させることが必要であると考えた。本稿では、この特徴的な語の提示の手法および評価について述べる。
著者
安田 宜仁 堂坂 浩二 相川 清明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告. HI,ヒューマンインタフェース研究会報告 (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.97, pp.127-132, 2002-02-01

本稿では,認識文法の異なる2つの認識器を同時に使用し,ユーザ発話後にそれらの出力のどちらを利用するかを決定するような主導権混合型対話の制御を提案する.機械学習を用いて2つの認識器の選択を行った実験の結果を示す.実験の結果,適切な文法選択の精度は,ベースラインの95.5%から,97.7%に改善することができた.