著者
安野 洋一 堀江 順子 宮下 文 山田 一雄
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.25, no.4, pp.679-683, 1983 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8

白髪染による接触皮膚炎を繰り返すうちに, 次第に前額部, 頸部, 前胸部などに紫褐色, 網状の色素沈着を来たした70歳の女性例を報告した。組織学的に苔癬型反応を認め, lichenoidtypeのpigmentedcontact dematitisと診断したが, パッチテストは多くのリール黒皮症患者で陽性反応が認められる頬紅中の赤色219号 (R-219) やSudan I (1-phenylazo-2-naphthol;PAN) などでは陰性であり, p-phenylenediamine (PPD) などの染毛剤のみが陽性を示した。また着用時に掻痒の訴えがあった衣類とその関連物質のパッチテストも同時に施行したが, 明かな陽性所見は得られず, 本例は白髪染に含まれるPPDに起因するものと考えた。
著者
宮下 文秀
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.476-479, 2012-11-20 (Released:2017-06-30)
参考文献数
6

物質の質量を正確に秤量することは,化学実験を行う上で基本的かつ重要な過程の一つであり,そのために,その操作や装置の原理を理解,把握することが求められる。その質量を正確に測定するには,天びんは欠かせない。天びんには,その原理からいくつかに分類することができる。ここでは,代表的な天びんとして機械式(釣り合い)天びん,バネ式はかり,直示化学天びん,そして電子天びんとしてロードセル式と電磁式を取り上げ,各々の原理とその特徴などについて説明する。
著者
宮下 文秀
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.60, no.11, pp.476-479, 2012
参考文献数
6

物質の質量を正確に秤量することは,化学実験を行う上で基本的かつ重要な過程の一つであり,そのために,その操作や装置の原理を理解,把握することが求められる。その質量を正確に測定するには,天びんは欠かせない。天びんには,その原理からいくつかに分類することができる。ここでは,代表的な天びんとして機械式(釣り合い)天びん,バネ式はかり,直示化学天びん,そして電子天びんとしてロードセル式と電磁式を取り上げ,各々の原理とその特徴などについて説明する。
著者
早川 典生 陸 旻皎 川田 邦夫 富所 五郎 宮下 文夫 石坂 雅昭 渡辺 伸一
出版者
長岡技術科学大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2002

1.分布型流出モデルによる松花江1998年洪水の解析松花江流域全域について、格子間隔30分の分布型流出モデルを開発し、1998年大洪水の流出解析を行い、洪水現象の発生を再現させることができた2.1 松花江流域の積雪量調査を行い、資料を収集して積雪量分布の概略を把握した。2.2 分布型モデルによる融雪流出解析松花江流域の支川,拉林河と甘河において,降水量,流量データを取得し,その分布特性を調べた.その結果,降水量分布に顕著な標高依存特性が見られた。拉林河において,格子間隔90mの分布型流出モデルを開発した。このモデルについて、降水量,流量データを取得し,洪水流出解析、融雪流出解析を行った。その結果洪水流出解析では計算流量が実測流量に比べて少なく出る傾向があった。融雪流出解析では融雪初期の流量を再現するために気温の日較差を考慮した計算手法を考案した。