著者
久保田 直行 森岡 利仁 小島 史男 福田 敏男
出版者
日本知能情報ファジィ学会
雑誌
日本ファジィ学会誌 (ISSN:0915647X)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.55-63, 2000-02-15 (Released:2017-09-22)
参考文献数
26
被引用文献数
2 1

本研究の目的は, 人間のような構造化された知能を模倣し, ロボットに高度な知能を実現することである.本論文では, 環境認識に重点を置き, 環境条件が変化した場合において, 迅速に適応する必要がある.そこで, 遺伝的アルゴリズム(GA)の各個体において, 環境密度情報をもとに交叉・選択の対象とする知覚情報に基づく知覚GAを提案する.また, 外部(環境)からの評価を基に評価関数や学習率のパラメータの変更則を提案し, 移動ロボットの障害物回避計画に適応することで, その有効性について, 検討を行う.
著者
能島 裕介 小島 史男 久保田 直行
出版者
一般社団法人 日本機械学会
雑誌
日本機械学会論文集 C編 (ISSN:03875024)
巻号頁・発行日
vol.68, no.671, pp.2067-2073, 2002-07-25 (Released:2008-02-26)
参考文献数
16
被引用文献数
3 3

This paper is concerned with behavior acquisition of mobile robots based on multi-objective behavior coordination. Based on the concept of structured intelligence, the intelligence of a robot emerges from the interaction among simple functional mechanisms. The multio-bjective behavior coordination plays a role in integrating behavioral modules. A behavioral weight is assigned to each behavioral module represented by a fuzzy controller. To situate its action to the facing environment, the robot dynamically updates behavioral weights according to spatio-temporal context of the environment. The purpose of this paper is to discuss the effectiveness of the multi-objective behavior coordination through the behavior acquisition from the viewpoint of the structured intelligence.
著者
福岡 克弘 高木 敏行 小島 史男 相山 英明 橋本 光男
出版者
滋賀県立大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2012-04-01

立体的な形状をした被検査対象物を高精度に非破壊検査する技術の確立を目的とし、磁粉探傷試験と渦電流探傷試験を組み合わせたハイブリッド電磁非破壊検査システムの確立を検討した。具体的には、磁粉探傷試験と渦電流探傷試験において、立体的な形状の強磁性体を探傷するため、三次元空間に均一且つ簡便に磁界を発生できる回転磁界型磁化装置の開発を行った。渦電流探傷試験により極微小な傷を探傷可能とするため、高感度な渦電流プローブを開発し、その特性を評価した。磁粉探傷試験により得られた探傷結果から、傷形状を定量的に評価する手法の確立を目的に、傷の形状と付着磁粉量および傷からの漏洩磁束密度の関係について評価した。