著者
小林 俊行
出版者
一般社団法人 日本数学会
雑誌
数学 (ISSN:0039470X)
巻号頁・発行日
vol.46, no.2, pp.124-143, 1994-05-20 (Released:2008-12-25)
参考文献数
120
被引用文献数
1
著者
小林 俊行 森口 洋佑
出版者
一般社団法人 日本科学教育学会
雑誌
日本科学教育学会研究会研究報告 (ISSN:18824684)
巻号頁・発行日
vol.30, no.9, pp.5-8, 2015 (Released:2018-04-07)
参考文献数
5

大学生の物理分野における素朴概念の実態を解き明かすために,各種調査問題が作られ,その実態が報告されてきた。今回は,長洲・武田らが用いた小・中学校で学習する力の概念に関する調査問題を利用して,中学・高校の理科の教師を目指す大学生 1 年生と 3 年生の認知状況を調査,分析するとともに,当時の中学生の認知状況と比較してみた。その結果,調査内容のほとんどで大学生となっても素朴概念が修正されずにいることがわかった。
著者
若江 幸三良 武者 芳朗 小林 俊行 水谷 一裕
出版者
日本腰痛学会
雑誌
日本腰痛学会雑誌 (ISSN:13459074)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.117-120, 2003 (Released:2008-06-30)
参考文献数
8

慢性疼痛に,抗うつ薬の選択的セロトニン再取り込み阻害薬(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor; 以下,SSRI)を使用した.対象および方法:症例は26例,男性10例,女性16例,年齢は42∼83歳(平均68歳)であった.塩酸パロキセチン20 mg/日服用させた.評価は,SDS(Self-raiting Depression Scale)とPRS(Pain Release Score)で行った.結果:SSRI投与前のSDSは,24 ∼ 68点(平均48.9点)であった.SSRI投与後3カ月のPRSは3∼10点(平均6.96点)であった.SSRIの投与前SDSと3カ月後PRSに関する単回帰係数は,R=-0.519,危険率0.001以下で相関を認めた.投与前の SDS を50点で2群に分けると,50点未満群のPRSは,7.7±1.9に対し,50点以上群のPRSは,6.2±2.2と,うつ傾向の症例の除痛効果に統計上有意差をみた(P
著者
小林 俊行 大島 利雄 関口 英子 寺田 至
出版者
東京大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2006

表現の分岐則は、空間の対称性の破れを記述する数学理論である。本研究では、無限次元表現の分岐則の理論を指導原理の一つとし、幾何構造の対称性を用いた大域解析の基礎理論を推進した。特に、擬リーマン空間形における共形反転変換に対応し、二次錐上のフーリエ変換という概念を導入し、D型単純リー群の極小表現のシュレーディンガーモデルの理論を確立した。また、複素多様体における可視的作用という独自のアイディアを用いて「無重複表現」の基礎理論を推進した。