著者
小林 栄三郎
出版者
慶應義塾大学日吉紀要刊行委員会
雑誌
慶応義塾大学日吉紀要 ドイツ語学・文学 (ISSN:09117202)
巻号頁・発行日
no.45, pp.49-79, 2009

1 序論2 認識の基礎構造と上部構造2-1 感性の「直観形式」と悟性の「基礎的概念・カテゴリー」とから構成される認識の基礎構造2-2 「判断力」(美学的・趣味判断と目的論的判断)と「理性」(理論理性と実践理性)とから構成される認識の上部構造3 下部構造における認識のア・プリオリな主観性と主観的普遍性3-1 カントの認識論の基盤としての超越的–先験的主観主義3-2 基礎構造の認識の主観的普遍性の歴史的・社会的・文化的相対性 : 類的一般性・普遍性と種族的特殊性・相対性4 上部構造における認識の主観的普遍性とその歴史的・社会的・文化的相対性4-1 カントの「矛盾律」とその西洋哲学的相対性4-2 カントの「同一性」論とその西洋哲学的相対性4-3 カントの「因果律」論とその西洋哲学的相対性5 自己立法と合目的化・価値化・意味づけの認識能力としての判断力と実践理性5-1 自らの「原理・原則・法則」を自ら産み出し,ア・プリオリな主観的普遍性を有する, 認識能力としての判断力と実践理性5-2 判断力の先験的主観的原理としての合目的性の概念5-3 人間理性(判断力)による自然・世界・宇宙の目的論的体系化5-4 判断力の合目的性という主観的原理による存在の合目的化・価値化・意味づけ6 カントの主観の構造 : デカルト/カント的認識の主観性原理と相対性意識の欠如6-1 合目的性という主観的原理による判断力,および道徳的法則という主観的原理による実践理性の,自然・世界・宇宙の目的論的・道徳的意味づけの普遍性6-2 美学的・趣味判断力の主観的原理としての共通感覚 : 「コミュニケーション能力」としての共通感覚6-3 「共通感覚」の主観的普遍性と社会的・文化的相対性6-4 「他人の立場に立って考える」という格律は主観に客観的普遍性を保証するか?7 「デカルト/カント的主観性原理」から「非デカルト/カント的間主観性原理」への成熟と進化7-1 カントの主体性原理における歴史的・社会的・文化的相対性意識の欠如7-2 主観的普遍性の客観的普遍性への成熟・進化を保証する, 間主観性への二種の道(合理的な道と非合理的な道)
著者
小林 栄三 原田 亮介
出版者
日経BP社
雑誌
日経ビジネス (ISSN:00290491)
巻号頁・発行日
no.1250, pp.98-101, 2004-07-12

問 1972年入社の社長は、総合商社はもちろん、上場企業でも若い方に属します。商社の社長として、やりにくさはありますか。 答 取引先のトップは私より目上の方が多いので、先方は年齢が近い方が話をしやすいだろうとは思います。そのへんの弱さは組織の力で補ってもらうことになるでしょう。 社内には私より入社年次が上の役員が8人いますが、その人たちの力も活用します。
著者
小林 栄三
出版者
日経BP社
雑誌
日経情報ストラテジ- (ISSN:09175342)
巻号頁・発行日
vol.13, no.8, pp.26-30, 2004-09

●小林さんは、CIO出身であり、入社以来、情報事業関連の営業を手掛けてきました。だから、ITに極めて強いといわれています。丹羽(宇一郎現会長)さんの後を受けて、伊藤忠をどんな会社にしていかれますか。小林 丹羽が社長としてやってきた6年間というのは、バブル崩壊の後遺症に対して対処してきました。