著者
宮崎 友里 重松 潤 大井 瞳 笹森 千佳歩 山田 美紗子 高階 光梨 国里 愛彦 井上 真里 竹林 由武 宋 龍平 中島 俊 堀越 勝 久我 弘典
出版者
一般社団法人 日本認知・行動療法学会
雑誌
認知行動療法研究 (ISSN:24339075)
巻号頁・発行日
pp.21-017, (Released:2022-10-05)
参考文献数
36

インフォームド・コンセント(Informed Consent: IC)は、心理療法を提供する際にセラピストが道徳的な義務として行うことが必須とされている。一方で、心理療法のICでは多くの場合、心理療法を実施する期間や費用の設定に関する形式的なIC取得が多い。また、心理療法におけるICは、セラピストの治療関係の重要性をよりよく理解するのに役立つといった側面や、心理的な支援のプロセスにおいて大きなバイアスとなる可能性があるなど、心理療法に与える影響について指摘されているが、わが国でそれらを概観した研究はない。そこで本稿では、心理療法におけるICの現状や研究動向について述べたのち、IC取得が困難な場合の対応や国内施設における心理療法のIC取得に関する現状を報告し、心理療法のICの理解を深めることを目的とする。
著者
山田 美紗子 田中 京子 矢嶋 征雄 山浦 逸雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MBE, MEとバイオサイバネティックス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.341, pp.1-4, 2002-09-20
被引用文献数
1

植物の成長に伴う根の発達状態を,根の接地抵抗によってモニタすることを考えた.接地抵抗は大地比抵抗の影響を受けるので,接地抵抗の大きさのみから根の発達状態を評価することはできない.大地比抵抗の影響を考慮するため,設置抵抗の大きさを円板状設置電極のそれに置き換え,円板の等価的な半径の大きさによって,根の発達に関する状態を評価する.一般に,植物の接地抵抗は複素インピーダンスとなるため,この等価的な半径も複素数となる.ヒマワリとケナフのひと夏の生長について等価半径のベクトル軌跡を求めたところ,おおむね時計回りの反対を描くことが見出された.軌跡の細部においては,成長の各過程に応じて部分的な変化が見られた.