著者
山畑 佳篤 入江 仁 太田 凡 山脇 正永
出版者
京都府立医科大学
雑誌
挑戦的萌芽研究
巻号頁・発行日
2013-04-01

バリデーションスタディにより、モーションキャプチャーカメラと音声補助による胸骨圧迫の質評価システムを用いることで評価者の評価の質が向上することが示された。一つ目のランダム化比較試験により、音楽が質の高い胸骨圧迫の習得に有益であることが示された。音楽の中でもテンポが112回/分のリズムで8ビートの楽曲の効果が高いことが示された。二つ目のランダム化比較試験により、音楽および音声補助を用いた教育法が質の高い胸骨圧迫の習得に効果が高いことが示された。教育効果維持のためには音楽の効果が高いことが示された。研究成果として作成した替え歌は、国民への興味喚起、普及への一助となった。
著者
山脇 正永
出版者
一般社団法人 日本高次脳機能障害学会
雑誌
高次脳機能研究 (旧 失語症研究) (ISSN:13484818)
巻号頁・発行日
vol.30, no.3, pp.413-417, 2010-09-30 (Released:2011-10-01)
参考文献数
9

構音障害の病巣とその特徴について,構音運動の中枢メカニズムから概説した。嚥下運動と構音運動の中枢経路については共通する部分が多いが,Rolando 弁蓋,中脳水道近傍,“vocal patterngenerator”の部分が構音運動に特徴的であると考えられた。