著者
大沢 寿 岡本 好弘 斎藤 秀俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会論文誌. C-II, エレクトロニクス, II-電子素子・応用 (ISSN:09151907)
巻号頁・発行日
vol.81, no.4, pp.393-412, 1998-04-25
被引用文献数
73

近年, ディジタル記録機器の高密度化の要望は高まる一方である.本論文では, 対象を磁気ディスク装置やディジタルVTRなどのディジタル磁気記録機器に限定し, その高密度を図るための手段としての信号処理技術について述べる.まず, その基礎となるパーシャルレスポンス方式, ビタビ復号法, PRML(Partial Response Maximum Likelihood)方式について詳述する.次いで, 長手磁気記録において最近盛んに検討されている各種信号処理方式について概観する.また, 高密度記録となるほど誤り率特性劣化の要因となるパーシャルイレージャ等の非線形ひずみを考慮した非線形ひずみ対応信号処理方式についても, 最近の研究動向を踏まえた検討を行い, 各種方式の性能評価を行う.更に, 将来の高密度記録方式として期待されている垂直磁気記録のための信号処理方式についても触れる.
著者
大沢 寿 藤渕 まどか 岡本 好弘 斎藤 秀俊 村岡 裕明 中村 慶久
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MR, 磁気記録 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.103, no.348, pp.13-18, 2003-09-26
参考文献数
6
被引用文献数
1

垂直磁気記録におけるPRML-AR方式の誤り率特性改善について検討している.PRML-AR方式は,ビタビ復号における入力系列の推定値演算にARチャネルモデルを適用したビタビ復号器を用いる方式である.本稿では,最急降下法によるARチャネルモデルの雑音フィルタ係数を用いたPRML-AR方式の誤り率特性を計算機シミュレーションにより求め,従来のPRML-AR方式との比較検討を行っている.その結果,提案したPRML-AR方式は従来のPRML-AR方式に比べて,10^<-4>の誤り率,規格化線密度が1.5のときで約l.OdBのSN比改善が得られることを明らかにしている.