著者
目代 凪 岡本 直之 小笠原 悠 日原 勝也
出版者
日本観光研究学会
雑誌
日本観光研究学会全国大会学術論文集 第36回 日本観光研究学会全国大会 (ISSN:24366188)
巻号頁・発行日
pp.89-93, 2021 (Released:2022-06-04)
参考文献数
12

本研究は日本の主要な 80 箇所以上の温泉地を対象に,その温泉地の需要に対して宿泊施設の質や自然・文化資源の数,アクセシビリティなどが及ぼす影響を Web データと地域統計による重回帰モデルと一般化線形混合モデルを用いて検証したものである.温泉地の需要を表す変数として,本研究では温泉地が位置する市町村の宿泊数と入湯税を用いた.また,本研究では訪日外国人宿泊者数に対して関連する要素も合わせて検証した.結果として,宿泊者数の中で訪日外国人宿泊者の構成割合が多い温泉地ほど,宿泊需要そのものが大きくなることを示した.
著者
福重 八恵 前田 利之 岡本 直之 淺田 孝幸
出版者
特定非営利活動法人 産学連携学会
雑誌
産学連携学 (ISSN:13496913)
巻号頁・発行日
vol.5, no.2, pp.2_17-2_26, 2009 (Released:2009-07-01)
参考文献数
10

著者らの研究グループは,平成16年度以降約5年にわたり,教育支援システムに関する産学共同研究開発を実施してきた.また,産学の連携体制を整え,産学協同による大学発ベンチャーを設立した.本稿では,まず,この産学協同ベンチャーにより開発されたモバイルシステムの実用化事例について紹介する.その上で,大学,民間,産学のそれぞれが研究開発を行った類似の教育支援システムの比較・分析を通し,産学共同研究開発の有効性と実用化の成功要因を明らかにする.さらに,産学連携の本質を「場」の概念を用いて説明する.