著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.59-85, 2008-12-20

This research proposes ansewrs to the following two questions: ①What do that brand advertisement express from the perspective of content analysis? ②Does a person who looks at brand advertisements have some kind of image, from the perspective of impression evaluation? Brand advertisement is not about the appeal of the goods themselves. Brand advertisement strengthens the brand image: its nobility, unfriendliness, elegance, beauty and privilege. The receiver of brand advertisements receives an impression which is similar to the image which the advertisements has expressed. The sender and the receiver of brand advertisements are sharing the same brand image.
著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.40, no.1, pp.59-85, 2008-12-20

This research proposes ansewrs to the following two questions: ①What do that brand advertisement express from the perspective of content analysis? ②Does a person who looks at brand advertisements have some kind of image, from the perspective of impression evaluation? Brand advertisement is not about the appeal of the goods themselves. Brand advertisement strengthens the brand image: its nobility, unfriendliness, elegance, beauty and privilege. The receiver of brand advertisements receives an impression which is similar to the image which the advertisements has expressed. The sender and the receiver of brand advertisements are sharing the same brand image.
著者
常木 暎生
出版者
関西大学
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.271-291, 2006-03-30

日本人の政治意識は低いと言われているけれども、政治討論番組は一定の視聴率を確保し、長期間に渡って放送されている。サンデープロジェクトと日曜討論の二つの政治討論番組における司会者の言動が視聴者にどのような印象を与えているかを内容分析とSD法によって分析した。日曜討論の司会者が発言権の分配に徹して、際立った印象を与えていないのに対し、サンデープロジェクトの司会者田原総一郎は討論を親しみ易く、活性化させ、楽しいものにしている反面、攻撃的、感情的で、苛立たしさ、迎合的といった印象を与え、視聴者の感性を刺激している。これにより視聴者は政治討論番組をおもしろく感じ、興味を示すようになっている。
著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876819)
巻号頁・発行日
vol.42, no.3, pp.29-43, 2011-03

How is the food looked at by the media today given that the concern about food is increasing these days? The purpose of this study is to clearly categorize and show food magazine photographs using the content analysis. It was found that the photographs of dishes were the most numerous in food magazines. The next most common photographs were those of the chefs who made these dishes. The photographs of cooking ingredients were also quite numerous. From the analysis of the photographs, it can be said that food magazines reflect the food culture in the modern society for example, eating out at restaurants by not only showcasing prepared dishes but also their creators and the cooking ingredients used. 食に対する関心が高まっている今日、メディアの中で食はどのように取り上げられているのであろうか。本研究では、食雑誌における写真ではどのようなカテゴリーが取り上げられているかを、内容分析によって明らかにすることが目的である。その結果、料理がもっとも多く登場しているのは、食雑誌という性格から当然であろう。次に多いのは作り手であるシェフの写真である。さらに食材もかなり多く登場している。写真からの分析であるが、食雑誌は単にお店、料理だけではなく、作り手、食材など、現代社会における食文化への関心の広まりが反映されている。
著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.37, no.3, pp.271-291, 2006-03-30

日本人の政治意識は低いと言われているけれども、政治討論番組は一定の視聴率を確保し、長期間に渡って放送されている。サンデープロジェクトと日曜討論の二つの政治討論番組における司会者の言動が視聴者にどのような印象を与えているかを内容分析とSD法によって分析した。日曜討論の司会者が発言権の分配に徹して、際立った印象を与えていないのに対し、サンデープロジェクトの司会者田原総一郎は討論を親しみ易く、活性化させ、楽しいものにしている反面、攻撃的、感情的で、苛立たしさ、迎合的といった印象を与え、視聴者の感性を刺激している。これにより視聴者は政治討論番組をおもしろく感じ、興味を示すようになっている。

1 0 0 0 IR BSE報道再考

著者
常木 暎生
出版者
関西大学社会学部
雑誌
関西大学社会学部紀要 (ISSN:02876817)
巻号頁・発行日
vol.38, no.3, pp.213-232, 2007-03

BSE感染牛が日本で発見されてから5年半が経ち、BSE問題がようやく落ち着いた現在、BSEが人々に与えた影響を再検討する。新聞記事データベースを利用して記事内容を分析し、政府の初期対応の遅れ、徹底した牛検査、アメリカ牛輸入再開、人々のBSE不安、食品業界による牛肉偽装工作を検証し、BSE問題の背景には食の安全性に対する人々の懸念が存在していると論じた。
著者
田中 義久 常木 暎生 藤原 功達 小川 文弥 小林 直毅 伊藤 守
出版者
法政大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
1997

高度情報化の進展に伴い、コミュニケーション行為およびメディア環境の変容は、対人関係、マス・コミュニケーション、メディエイティッド・コミュニケーションなどと、重層的な連関を通して進行してきている。本研究では、こうした状況を、地域社会におけるコミュニケーションとの関わりの中で捉えることを目標として研究会を開催し、10年前に実施した調査研究(文部省科学研究費・総合研究A・平成3-4年度「コミュニケーション行為と高度情報化社会」)をふまえ、埼玉県川越市で調査研究を行った。1997年度は、地域作りのリーダー層、行政関係者などを中心にヒアリングを行い、1998年度と1999年度には、川越市の旧市街地と郊外住宅地とで、情報機器利用や地域コミュニケーションなどに関する意識や行動について、質問紙による数量調査を実施した。2000年度は、当該地域の住民に対して、ヒアリング、グループ・インタビューを実施した。4年間の調査研究によって、情報化の進展する地域社会の実態を把握するとともに、高度情報化に即応した、コミュニケーションに積極的な層の存在が明らかになった。その上で、地域住民の側からのヴォランタリスティックな「地域社会」形成の行為は、いかに展開されていくのだろうか。コミュニティとコミュニケーションとの連関を、情報化と地域社会の双方に影響するグローバリゼーションの社会変動のなかで注目していくことの重要性は高い。2000年6月には日本マス・コミュニケーション学会において、「情報化の展開と地域における生活」というテーマで研究発表をおこない、11月には日本社会情報学会において「情報関連機器の利用とコミュニケーション行動に関する実証的研究」というテーマで研究発表をおこなった。また年度末には、本研究成果として、文部省科学研究費報告書(冊子)をまとめた。