著者
水上 宏二 平田 祐子 森山 友幸
出版者
一般社団法人 園芸学会
雑誌
園芸学研究 (ISSN:13472658)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.47-51, 2016 (Released:2016-03-31)
参考文献数
12

アスパラガスの半促成長期どり栽培において若茎調製残渣(以下,若茎残渣)の糖度と貯蔵根糖度との関係性を検討し,以下の知見を得た.春芽収穫期間中の若茎残渣糖度は,収穫始めは高く,収穫が進むにつれて漸次低下する傾向が認められ,定植後7~9年では3年および5年と比べて顕著に高く推移した.この株の生育年数による若茎残渣糖度の水準の違いは,夏秋芽でも同様な傾向がみられた.若茎残渣糖度の経時変動は,貯蔵根に蓄積された糖の濃度を推定できる貯蔵根糖度の変動と似通った.両糖度間には,春芽収穫期間が相関係数r = 0.9166の高い正の相関が,夏秋芽収穫期間ではr = 0.6963の正の相関が認められた.これらのことから,若茎残渣糖度をもって貯蔵養分の蓄積状況を推定できることが示唆される.
著者
吉田 健一郎 平田 祐子
出版者
一般社団法人 経営情報学会
雑誌
経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.365-368, 2016

マイナンバーカードを利用した電子申請やワンストップサービスが今後導入が予定されているマイナンバー関連制度をスムーズに、100%に近い住民に"普及"するにはどうすべきだろうか。本報告では、育児世代の保護者、特に母親を積極的に普及を働きかける主体として捉え、その可能性を探る。
著者
平田 祐子
出版者
高田短期大学
雑誌
高田短期大学紀要 (ISSN:09143769)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.39-49, 2011-03

中世ヨーロッパから生じた「礼儀」という概念は宗教間の差別化を意味するものから生じ、時代の流れとともに変化して社会状況や人間関係を構築するために自意識を表現するものへと進展していった。日本でも「礼儀、行儀作法、マナー」は中世・近世・近代と歴史的に展開する過程において文明社会を確立するもののひとつとして在してきたのであるが、身分の差別化や普遍性を追求したのち、現代社会におけるマナーは形式だけのものとなり、対人関係におけるストラテジーと化してきたのである。現代人のマナーの捉え方を秘書検定試験から探求し、西洋との融合化について考察したものである。