著者
長久 勝 政谷 好伸 谷沢 智史 合田 憲人
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2018-IOT-40, no.8, pp.1-5, 2018-02-26

筆者らは 「Literate Computing for Reproducible Infrastructure (以下,LC4RI) 」 の方法論に基づき,「Jupyter Notebook」 を使った,システムの構築と運用を実践している.実践の中で,システム構築や運用に関わるドキュメントの不備や自動化の弊害など,いくつかの既知の問題に対処できることが分かった.また,実践のために 「Jupyter Notebook」 の機能拡張も行っている.本稿では,LC4RI における構築手順作成の例として WiFi ネットワーク構築の事例を示し,作業者個人のメモや記憶,暗黙知に依存しない,再構築可能な手順作成手法の実践例を示す.
著者
横山 重俊 浜元 信州 長久 勝 藤原 一毅 政谷 好伸 竹房 あつ子 合田 憲人
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2020-IOT-51, no.8, pp.1-7, 2020-08-27

データ駆動型科学研究分野で研究データの再利用を進めるためには,研究データの公開だけではなく,論文成果につながる実験結果にたどり着くまでの実験プロセス(実験手順や実験環境構築手順)を公開し共有する必要がある.これらが揃うことで,第三者である別の研究者がいつでも研究データを再利用し,研究の再現検証が可能となる.さらに,そのオリジナル研究に加えて自らの研究を派生させることがスムーズにできるようになる.本稿では,その実験プロセスをコミュニティで共有する方式に関する検討内容と今回提案する方式について述べ,その実装例および研究再現例についても報告する.
著者
長久 勝 政谷 好伸 谷沢 智史 中川 晋吾 合田 憲人
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2019-IOT-44, no.16, pp.1-6, 2019-02-28

筆者らは 「Literate Computing for Reproducible Infrastructure」 の方法論に基づき,「Jupyter Notebook」 を使った,システムの構築と運用を実践している.筆者らの実践の中で Notebook は,日々作成されるもの,使い回されるもの,前提の変遷により使い古されるものが蓄積されていく.これらの Notebook 群において,Notebook 間の再利用や依存といった関係性,Notebook とその操作対象のライフサイクルなどに着目した検索や分析を可能とするワークベンチを試作した.分析基盤を設計するにあたっては,Notebook のメタデータに 「meme」 と称する UUID を埋め込み,再利用関係を系統として把握できることを目指した.本稿では,構築した 「ノートブックライフサイクル分析基盤」 について述べ,分析例を示す.
著者
横山 重俊 浜元 信州 政谷 好伸 合田 憲人
雑誌
研究報告インターネットと運用技術(IOT) (ISSN:21888787)
巻号頁・発行日
vol.2016-IOT-34, no.11, pp.1-6, 2016-06-18

群馬大学では,授業などで利用する Linux サーバ専用に準備して運用している.このサーバに教育用端末 (Thin-Client) や学内から ssh クライアントを用いて利用できるし,教育用端末からはXウィンドウ接続できる環境を持っている.授業の際には一斉にアクセスがあるための用意しているマシンは比較的大規模なものとなっている.しかし授業が無い多くの期間は部分的にしか使われていない状態になっておりリソースの有効活用の観点から課題がある.さらに,この環境をいくつかの講義で共用しているため,それぞれの講義に合わせたカスタマイズに手間がかかり,その管理・運用が難しくなっている.また,学生間でも環境を共有しているために思い切った実験ができないことも解決したい課題である.加えて構築した講義・演習環境を他の教員との間で流通させることも難しく,それぞれが個別に対応しなければならないことも課題である.本研究では,これらの課題を解決するためにクラウド基盤間の可搬性を持つクラウドアーキテクチャー Overlay Cloud を活用し,その仮想クラウド上に Linux 講義・演習環境を構築する手順書を Jupyter notebook で記述するという手法を提案する.くわえて群馬大学での講義に適用して実施している実験についても現状を報告する.