著者
新田 淳作
出版者
公益社団法人 応用物理学会
雑誌
応用物理 (ISSN:03698009)
巻号頁・発行日
vol.70, no.3, pp.296-299, 2001-03-10 (Released:2009-02-05)
参考文献数
18

スピン偏極電界効果トランジスタ(スピンFET)の動作原理と,実現するうえでの問題点について概説する.デバイス原理としてユニークな点は,スピン軌道相互作用によって二次元電子ガス中に注入されたスピン偏極した電子の向きを回転させる,というところにある. Rashbaスピン軌道相互作用が重要となる狭ギャツプ半導体において,ゲート電圧によりスピン軌道相互作用の制御が可能であることを示した.スピンFETのデバイスとしての可能性は,強磁性体電極から半導体チャネルへのスピン注入効率にかかっている.
著者
佐藤 将夫 新田 淳
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.49, pp.69-70, 1994-09-20

TPモニタBeTRANは、UNIXマシン上でOnline Transaction Processing Systemを構築するためのミドルレイヤソフトウェアである。TPモニタは、Online Transaction Processing System に必要な機能を実現するため、OSが提供するプロセス管理、プロセス間通信、ファイル管理など数多くの機能を使用する。本稿では、UNIXとWindows NTという全く異なるパラダイムに基づいて開発された2種類のOSについて提供機能の差異をまとめた上で、TPモニタBeTRANを例にOSの違いを吸収するための実装方式を説明し、Windows NT上に構築したBeTRANプロトタイプについてUNIX版BeTRANとの比較および評価報告を行なう。