著者
佃 軍治 星 幸雄 初田 賢司 建部 清美
出版者
一般社団法人 プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会誌 (ISSN:1345031X)
巻号頁・発行日
vol.9, no.1, pp.40-45, 2007
被引用文献数
1

プロジェクトマネジメントの計画・コントールに関する新しい手法であるCCPM法は,従来のプロジェクトで生じていた無駄を削減する仕掛けとして有効であり,プロジェクトの正確な状況把握にも貢献する.本論文では,段階的な計画の詳細化やマイルストーン管理という特徴を持つソフトウェア開発プロジェクトへのCCPMの適用方針や適用範囲,適用の前提条件を示す.また,実適用を行う上での課題への解決策を提案する.
著者
河崎 宜史 伊東 昌子 平田 謙次 星 幸雄 初田 賢司
出版者
プロジェクトマネジメント学会
雑誌
プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
巻号頁・発行日
vol.2007, pp.373-377, 2007-03-15

従来高い成果を上げるプロジェクトマネージャに関しては個人のスキルや能力に焦点があてられてきた.しかし,複雑で大規模のプロジェクトを成功に導くには既有知識やスキルの適用ではなく,状況から学び状況に埋め込まれた知を活用した新たな適応行為の創出が不可欠である.この行為は所有知の適用と区別されノウイング実践として知られる.本研究では,複雑なプロジェクトを任せることのできる手腕の高いPMと複雑さがそれほど高くないプロジェクトを任せることのできるPMの差の解明と理解をめざして,ノウイング実践の観点から,両群の実践行為の差を明らかにするための調査を行った.