著者
吉田 智子 有賀 妙子 真下 武久
雑誌
情報処理
巻号頁・発行日
vol.62, no.12, pp.667-671, 2021-11-15

プログラミング学習への興味における男女不均衡を是正するためには,男女ともに興味を持って学べる題材が必要だと考えた.その一例として,データビジュアライゼーションのプログラミング教材を開発中である.JavaScript(p5js)を利用して,学習者の興味分野のデータをインタラクティブなインフォグラフィクスとして視覚化する.学習者はプログラミングを学ぶことで,自分の表現力,創造力を駆使した作品を公開することが可能となる.
著者
有賀 妙子 吉田 智子 真下 武久
出版者
同志社女子大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2021-04-01

男女ともに同様な関心と意欲をもってプログラミング学習に取り組める、インクルーシブ教材を開発する。それをWeb上で公開し、高等学校の情報、大学の一般情報教育のプログラミング教育において、たとえ教員がプログラミングに詳しくなくても、学生・生徒が性別に関係なくワクワクするクラスの教材として活用できる、活用しやすい環境を整えることを目指す。教材や実施成果を公開し、教育内容の普及を図る。教材の題材として、ジェスチャや表情、音声によるインタラクションを使ったメディアコンテンツあるいはインスタレーション作品を制作するプロジェクトを中心に据えた教育プログラムを開発する。
著者
中村 芽依 有賀 妙子
雑誌
エンタテインメントコンピューティングシンポジウム2016論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.152-157, 2016-11-05

大人が楽しめるデジタル絵本にはどのような要素が必要か、制作を通じて探求した。深い感情の揺らぎや多面性を表現することが重要な要素となる。大人が秘匿している嫉妬の感情を主題とし、その多面性をマルチエンディング形式で描く手法により、読者の感情を動かすことを目指す。また、ストーリー展開に読者が能動的に関わること、そして主人公の視点の変化が絵本の物語の解釈を多様にし、読者の楽しみを誘発する。
著者
有賀 妙子 渡部 隆志
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告コンピュータと教育(CE) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.2003, no.123, pp.33-40, 2003-12-15

大学・高等学校のWebページ制作演習授業では、制作技術と並んで、視覚的な表現方法も学習、評価の対象となる。制作したWebページを評価する方法はすでに提案され、実践されているが、視覚的なデザイン表現にまで踏み込んではいないと考える。デザイン表現には客観的な評価基準がなく、読み手の主観によって判断されるが故であるが、一方で、目的に合致した表現手法であるか否かの違い、デザインの差は歴然と存在する。そこで、Webページのビジュアル表現の演習方法とその評価方法を提案する。In classes for creating Web pages at universities and high schools, learning visual expression is a target besides creating techniques. The ways to evaluating Web pages were already proposed and used. However these did not actually evaluate visual design, since there is no objective evaluation criterion for visual expression. On the other hand, there is clear distinction between a proper design fitted for a web page's target or not. Authors propose the way to teach and evaluate visual design for creating web pages.