著者
朝倉 淳 林 万青也 小原 友行 深澤 清治 神山 貴弥
出版者
広島大学大学院教育学研究科附属教育実践総合センター
雑誌
学校教育実践学研究 (ISSN:1341111X)
巻号頁・発行日
vol.14, pp.139-145, 2008

This paper addresses the issue of the education for international understanding through a case of "Teddy. Bear Project" between Mitsujyou Elementary School in Japan and Elmhurst Elementary School in North Carolina in U.S.A. Children of each partner school exchanged a "Teddy Bear" and they wrote a diary from the bear's viewpoints. Our results based on children's descriptions in their dairies suggest that this project can promote education for international understanding, especially understanding of their own culture, understanding of their identities and their self esteem. The "Teddy Bear Project" was found to be very successful in to enhancing understanding and acceptance of diverse cultures.
著者
坂野 裕洋 朝倉 淳弥
出版者
人工炭酸泉研究会
雑誌
人工炭酸泉研究会雑誌 (ISSN:13442279)
巻号頁・発行日
vol.1, no.1, pp.73, 2019 (Released:2019-07-19)

【緒言】炭酸泉浴は、古くから鎮痛を目的に行われている慣習的な水治療法のひとつであり、含有成分である二酸炭素(CO2)が皮膚を透過し、末梢組織に特異的作用を引き起こすことが知られている。しかしながら、炭酸泉浴の疼痛抑制効果については科学的根拠が乏しく、炭酸泉に含まれるCO2 濃度の違いが治療効果に与える影響についても不明である。そこで本研究では、人工炭酸泉浴の疼痛抑制効果にCO2 濃度の違いが及ぼす影響について、侵害刺激に伴う中枢性感作を指標に比較検討した。
著者
内藤 博愛 朝倉 淳 神山 貴弥 須本 良夫 樽谷 秀幸
出版者
広島大学学部・附属学校共同研究機構
雑誌
学部・附属学校共同研究紀要 (ISSN:13465104)
巻号頁・発行日
no.37, pp.325-330, 2008

本年度は, これまでに蓄積されてきた研究成果を踏まえて, 生活科学習において「キャリア」という視点からの単元開発の可能性について研究を進めた。そのために, これまで同様, 提案授業を基に協議・考察をしていった。本年度は広島大学附属東雲小学校の須本良夫教諭の実践「小さな先生登場」を基にしたキャリアを視点とした生活科の単元開発の可能性について協議した。須本実践では, 「見て分かる」だけではなくて「実際にさせて分からせる」という過程を大切にすることがその特徴であり, 大いに示唆に富むものであった。実際に先生の仕事をさせることで, 子ども達は嬉々として活動に取り組みながらも, 目には見えない先生達の仕事(大変さや喜び等)に気付くことができた。具体的な活動を通して思考するという発達の過程にある低学年の子ども達との学習において, この単元作りの視点は, 生活科の他の学習内容においても今後, ますます大切にされなければならないということが協議において明らかになった。